古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

やっと帰ってきました。帰ってからも忙しいです。

7月25日からの信州、関東方面からのお仕事旅行から帰ってきました。

信州でのガンバ協会の講習会の前に、まず1台、安曇野のお弟子さんが作ったスピネットの
調整、ヴォイシング。

講習会では数多くのガンバの調整。
ほとんどが、魂柱と駒の調整。

最近のヴァイオリン族の流行の調整。

魂柱と駒が近すぎて、表板が鳴っていなくて、楽器全体が鳴っていない状況。

少し、魂柱と駒を離すだけで、楽器が別の楽器のように鳴ってくる。
調整をしてあげた楽器を持っている人皆さんが、びっくりするほど、楽器は鳴ってきました。

後、特に1弦の駒の溝が深いことで、弦の振動を止めていて楽器がならに状態が多かったです。
これも、ほんの0.5ミリほど駒を削ることによって、楽器が自然に鳴るようになりました。

後は、フレット交換など、フレットも細いと音が細く、太いと音が太くなります。
細すぎるフレットは、太く。太すぎるフレットは細くしました。

これだけでも、別の楽器になるほど変わります。


今回の講習会だけでなく、いつも感じていいるのですが、楽器本来の力を
100点とすると、10点20点しか出ていない楽器を良く見かけます。

ガンバ、チェンバロ、ギターでも。

と言うことで、講習会が終わり、千葉で私が作った唯一のジャーマンチェンバロを調整。
弦が切れていると言うことで、弦を張り、ヴォイシングをしました。

作ったときよりさらに、低音の密度が増し、私が作りたかったチェンバロに近づいていくれていました。
楽器は3階の屋根裏部屋に置かれていて、環境としてはあまりよくないのですが、
楽器はどんどん良くなってくれています。もちろんトラブルもありませんし。

次に5年ほど前に作ったスピネットの調整と、ギターの受け渡しを東京で。
ギターはやはり、野村先生に処理していただいたほうを選ばれました。

その後、湘南高校のチェンバロを使えるように、2日ほどかけて。
ネット仲間の音楽友達とも食事しながら、店先でギターを弾いてもらいました。
ブルースを聞かせてもらいました。
私の作ったギターはクラッシクギターなのですが、ブルースでも使えると言うことでした。

次の日は、磐田市でガンバの調整。
場所をお借りしたのが、駅前の喫茶店。
前日ライブをした、ショーロを演奏するギタリストが、東京に帰られる前に
たまたま寄られて、ギターを見てもらいました。

この方も、クラッシクギターだけど、ショーロが演奏できる。
反応がとても良くて、歯切れもよく、楽器が鳴っているので、弾きやすいとのことでした。

私の作りたいギターの方向で、ブルースにも、ショーロにも合うギターが出来ることを
今回の旅で確認できました。

その後、三重でガンバの調整をして篠山に帰ってきました。

帰ってからの話はまた次回に。


  1. 2012/08/10(金) 13:48:28|
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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