古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

近況演奏会など

演奏会が続いていましたので、リハの時間にブログの原稿を書くことが出来ましたので、
近況をアップさせていただきます。

ブログの更新があまり出来ていませんでしたが、坂本さん達のツアーに間に合うよう、
オルガン作りで他のことは後回しにしていたので、何かとバタバタしています。

私が30年ほど前に作ったフォルテピアノが京都芸大に納められていますが、
そのフォルテピアノのメンテナンスを行いました。


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長い期間、メンテナンスをしていませんでしたが、エスケープがいくつか調整したくらいで、健康な状態でした。

大阪の音大のチェンバロを預かり修理するので、それを取りに行ったり、次に作るクラヴィコードの資料のため、
大阪音大音楽博物館に行ったり、チターやギターの修理のお客さんが来られたり、
小型ハープの製作、お弟子さんが作った大阪音大の1719年製作トーマス・バートンのスピネットの仕上げなど、
相変わらず色んなことが平行しながらバタバタしています。

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お弟子さんが途中まで作ってくれて、こちらで仕上げた楽器です。

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こちらがオリジナルの、大阪音大 音楽博物館に所蔵されている楽器です。私が20年ほど前にほとんど全部ばらして、
作り直した楽器です。

その間には、384000キロ走っている、トヨタカローラワゴンのショックアブソーバーが壊れて、
何とか走れるように応急処置をしたり、

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写真では、問題なさそうですが、少し走るとショックアブソーバーが外れて、マフラーやそのまわりに当たって、
ものすごい音がします。

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間に合わせに、外れてもマフラーなどに当たらないようにしました。30分ほどで出来たので、明日とりあえず、宝塚ミュージックリサーチのチェンバロは運べます。

そして、11月22日は大阪八尾のグレース大聖堂のメサイアのリハーサルです。

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私がチェンバロの提供を始めて、10年ほどだと思いますが、今回で25回目のメサイアです。
25年毎年メサイアを行うというのは、大変な事だと思います。
最初のころは全曲ではありませんでした、またパートも揃っていなくて、ピアノが入ったりしていたようです。

オケは教会員の方でありませんが、合唱は教会の方々です。
そして、教会で行うと言うことで、通常の演奏会でのメサイアと違って、
歌の歌詞の意味がとても大事な事ですので、日本語で歌われます。

私も何度もメサイアでチェンバロの貸し出しを頼まれて、沢山色んな演奏を聞かせていただいています。
リハも含めると相当の回数になります。でも、訳はパンフレットに訳があったり、プロンプターなどで、
ステージ横に映し出されたりしていました。
でも、やはり日本語で歌っていただくと、より意味が深く理解できます。

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リハーサルです。

八尾のグレース大聖堂 八尾自由教会 というと、古い話を思い出します。
(八尾の川の横の教会ということで、八尾自由教会だったと思います)

今から、30年以上前に八尾自由教会で鈴木雅明、鈴木秀美さんの演奏会がありました。
鈴木雅明さんもその当時は、ヨーロッパから帰ってこられて、今ほど有名でなく、
お仕事も今のように沢山なかったころのお話しです。

チェンバロも鈴木さんと私で運搬して、私が調律、鈴木さんが演奏という時代でした。
曲はチェンバロとの合わせなので、バッハが主な演奏曲目です。

演奏会も無事終わりました。いつものように素晴らしい演奏でした。

そして、私達はチェンバロの運搬のために、カバーをかけて片付けていると、
秀美さんは弦は外し始めたのです。聞くと「明日はモダンの仕事があるので、弦を張り替えている」とのこと。

教会の演奏会はバロックチェロとして使っていたので、ガット弦でピッチも415のバロックピッチです。
次の仕事はモダンの仕事なので、弦もスチールでモダンピッチなのです。

楽器も鈴木さんの楽器でなくて、借りている楽器、確かガンバ奏者の千成さんの楽器を借りているとおっしゃっていました。
でも弓だけは鈴木さんの弓で「この弓で中古のベンツが買える」と言われていました。

超有名になられたお二人ですが、こんな時代もあったのですね。

そして、23日は本番です。

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25日は神戸舞子のアジサイホールでチェンバロを使う演奏会があるので朝からチェンバロの運搬です。

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26日は自治会の役員会、27日は自治会の今年最後の草刈、12月に入っても自治会長の研修会、
チェンバロの調整、民生委員の退任式、最期の友愛訪問、引き継ぎなども雑用があります。

年末は友人のピアノの発表会で演奏を頼まれているので、ギター、ガンバなどを弾こうと思っています。
次の日は高松で西垣さんの演奏会で、チェンバロの運搬調律、25日は大阪久保惣ホールで演奏会なので、
チェンバロ運搬調律。 その合間に何とか早く音大の預かっているチェンバロの修理とガンバの製作、
もう一台のチェンバロの修理と早くしてしてしまわないといけません。
遅くても年内には仕上げないといけないので、今年もあわただしく終わりそうです。

出来れば、12月初めに天草に行って、先津教会のオルガンを預かってきて、
修理もしたいとは思っていたのですが、これは来年ですね。


  1. 2016/11/26(土) 22:49:01|
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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