古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

坂本さん達のコンサートツアーが終わりました。

坂本さん達のツアー、私が担当する演奏会は、5日の名古屋で終わりました。
坂本さん達の演奏と言うか歌については、前回のブログで書かせていただいたとおりです。

宮崎の演奏会のあと、宮崎で同じ旅館に泊まり、次の日は私の車にオルガン、チェンバロ
演奏者とマネージャー役の坂本さんの奥さん、そして沢山の荷物を車に積んで、天草まで、
4時間の旅。

車でも音楽の話、そして最も話題になったのが、当時のオルガン。

日本に入ってきたのは、もう少し音域は狭くて、ストップ数の多いオルガンだった可能性について、
話が盛り上がりました。

奈良公演の会場のオーナーの叔父さん、中西光彦さんが作ってられたようなバルダキンオルガン
(天蓋付きのオルガン)だったかもしれません。
日本で作られたオルガンがどうだったかは分かりませんが。

今回のツアーで、心配していた事、オルガンのピッチとチェンバロのピッチ。
奈良は気温が搬入した時には、17度でした。

調律は天草のときのままですから、オルガンの中央部分は412 低音だと 411
チェンバロは、同じく中央部分は418低音は 419 でした。

なんとかリハーサル開始時には、チェンバロ417 オルガン 415 まで持ってきました。

オルガンについては、最初ジョアンさんから、8’4’で出来ないかと言われていましたが、
製作期間と演奏会での調律のことを考えて、4’ゲダクト(閉菅)にさせていただきました。

これで正解だったようです。もう1本パイプが増えると2倍以上の調律時間になりますから。

8’1本で音楽が作れるようなパイプは難しいので、8’で作ると4’が必要になってきます。

4’だと一本でいけると思っていました。天草の経験もありますし。

そして、音量的にはまた音色的にも正解だったと思います。

それにしても、今回のツアーはいつに無く忙しかったです。

いつもは、チェンバロ一台の調律で、調律が終わればリハ中は少し時間が空きます。
ブログの原稿を書いたり出来ていました。

でも、今回は リハ用のオルガンとチェンバロの調律、リハ中もオルガンのフイゴ手としてリハ中は離れられません。
そして、リハが終われば調律、オルガンとチェンバロのピッチをいくつにするか、少し悩んで調律をします。
と結構忙しかったのですが、なんとか出来ていたように思います。

最期に名古屋でのリハ中の ジョアンさんです。

2016-11-07 1

今回のツアーで、ただ素晴らしい音楽に接する事が出来ただけでなく、遣欧少年使節のこと、
当時の音楽について、多くのことが学べました。

坂本さんとジョアンさんに感謝です。


  1. 2016/11/07(月) 23:54:16|
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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