古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

不思議な縁

ここのところ、毎日お客さんが来られています。

ほとんどは、かなり前から予定を組んで、スケジュールを合わせているのですが、
一昨日は、何年も会っていない剣道の先生から電話がありました。
「向かいの アメリカ人のところに、ものすごくギターの上手な彼の友人が来ている。
平山さんのことを話したら、ぜひ会いたいとのことなので、行ってもいいかな?」
とのことでした。

台湾で博士号を取る勉強をしている、とのことだったので、台湾の方かと思っていました。
でも、現れたのは、背の高いアメリカの若い方でした。

その前に、この剣道の先生のことを書かせていただきます。
この先生が上手と言ってるなら、本当に上手なのだろうと思いましたので。

居合をやっている時に、居合の練習場に、剣道の先生として来られていた先生です。
私たちの流派では、剣道もやって、動きのある相手に合わせた稽古もしています。
特に、5段6段を取るときには、かなり剣道の稽古をやります。

この和田先生の剣道は、私たちの実戦居合のように、実戦の剣道をされているのです。

スポーツ剣道ではなく、ほとんど動かず、動けば必ず1本取るという剣道なのです。
動き出す動機も悟られないように、右手も左手で隠すような剣道なのです。

剣道だけでも素晴らしい先生なのですが、書道も素晴らしく、今回もお土産に
短冊をいただきました。


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そして、音楽も トランペットをされるのですが、それがプロ以上の腕前なのです。

若いころ、白バイに乗りたいということで、交通機動隊の警察官をされていました。
そのころ、警察に音楽関係の方が来られると、上司の方が「うちに、トランペットの
うまいのがいる。聞いてみないか?」ということで、よく演奏させられたそうです。

よくある、そこの職場ではうまい、その会社ではうまい、素人にしてはうまい、
という程度だと思って聞かれるのでしょうが、プロのオケの指揮者が聴いても
「うまい、ぜひうちの楽団に入って欲しい」ということが何度もあったそうです。

音楽の道に行くことも考えられたそうですが、白バイに乗りたいということで、
警察官になられたそうです。

お会いしても、燐とされていて、本物の武士という風情です。

こんな方が、上手だと言っているのなら、ぜひ会いたいと思い、会いました。

私の家には、今 15台以上のギターがあります。
それぞれのギターに合わせて、いろんな曲を弾くのですが、
それが、全て上手なのです。上手という域を超えて、
こんなに上手なギターは今まで、数える程しか聞いたことがないというレベルです。

でも、彼は「私は、アマチュアだから」と言ってます。

音楽が自然で、彼の音楽、借り物でない音楽をされているのです。

もちろん、リズムは正確、左手や右手の脱力や左手の使い方、右手の使い方
全てが完璧です。左手、右手のミスタッチも全然ありません。

19世紀ギターを出すと、ちゃんと19世紀ギターのレパートリーの曲を、
それも、かなり難しい曲を平気で弾いています。平気で弾いているので
音楽的にも、余裕があって聞いていても、はっきり伝えたいことが伝わってきます。

そして、台湾ということだったら、「林 正言さん は知っているか? 」と聞くと
「よく知っている」とのことだったので、彼と日本で会って、ギターの合奏をした
と話しました。そこで、林さんからもらった曲も合奏したりしました。

本当に、たまたま香川大学の先生の関係で知り合いになった、
台湾の方と、今度は何年も会っていなかった剣道の先生
を通して知り合った、アメリカ人の若い方が同じ合奏団で
ギターを弾いていたのです。

前から、台湾には行ってみたいと思っていましたが、少し時間が
取れるようになったら、ギターと沢山の楽譜を持って台湾に行ってみたいと
思うようになりました。

林さんとは、その後フェイスブックなどで連絡を取り合っています。






 
  1. 2015/07/10(金) 23:35:23|
  2. ギター
  3. | コメント:0
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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