古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

設計、構造に入る前に

いよいよ本題の設計、構造に入ります。

本題に入る前に、このブログを読んでいただいている方が、
一般的なモダンスペインギターの製作方法や設計をご存知だろうかと、考えました。

ギターを製作している方は、もちろんご存知だと思います。
また、ギター製作に興味をもっていて、いろいろ調べている方も。

でも、ギターが好きで、演奏はするけど、どのようにギターが作られているのか、
また、どのように設計されているのかは、分からないという方も多いと思います。

そのような方に、理解していただく方法は何が一番良いのか、考えましたが、
なかなか難しいことです。

一般的な、モダンスペインギターの製作方法は、本では、「Making master guitars」
Roy Coutnall 著 が日本語版でも 「メイキング・マスター・ギター」として、
現代ギター社から 4800円で出版されています。

日本でも、「スペイン式クラッシクギター製作法」と言う本が 
禰寝 孝次郎 さんによって出版されています。
2800円です。これも現代ギター社から。

でも、こんな本を皆さんに買っていただいたり、図書館で探していただくのは無理があります。
このブログを読んでいただいているのは、ネットを通してですので、
ギター製作家のホームページやブログを探していただくのが良いかと思いました。

こちらでも探してみました。「野辺ギター製作工程」 「ギター工房 SHOJI 製工程」
 Arai Guitar(荒井勝巳 手工ギター工房) →製作工程 
など、皆さんベテランの製作家の方々です。

そして、遅くして、ギター製作を始められた、松谷さんのHPも参考になると思います。
非常に丁寧に、素晴らしい楽器を作っておられます。
http://web1.kcn.jp/bienvenidos/index.html

これらの方々のホームページである程度の、製作工程は分かっていただけるのでは、
ないかと思います。

さらに、細かく 製作工程を公開していただいている製作家が 佐久間悟さんです。
ブログですが、http://www.wb.commufa.jp/lagrima/sakuma.html 
のホームページから見ていただくのが良さそうです。
直接佐久間さんのブログでしたら、製作工程のところを探さないといけませんので。
非常に丁寧に様々な工程を公開していただいています。

そして、この『クラッシクギター便利帳』と言うホームページは、
ギターに関する全ての事を親切にまとめてくれています。
ギターの事をもっと知りたいと言う人には、ぴったりのホームページです。

もちろん、この方たちの製作工程を見て、すぐにギターの製作工程が理解していただけとは、
思っていません。
本文中も、一般的な製作法になっている、スペイン式による製作法と私の製作法の違いも説明しながら書かせていただきます。

でも、私達が若い頃、ちょうど40年から50年前のギターブームの頃は、
今言われている、スペイン式のギター製作方法でなく、
もっと自由にギターを作っていたように思います。

ネックもいわゆる、スペインネックでなく、
ギターでいうところのドイツ式が多かったように思います。

最近、スペイン式によってギターを作っている人が増えてきた理由のひとつに、
コートナルさんの「Making master guitars」が出版され、
この本がとても良く出来た本だったので、また、活字の力もあって、
この本に書かれている方法が、本来のスペインギターの製作方法であると思われたからでしょう。

また、直接スペインに行って、ギター製作を学んできた人も増えてきたからだと思います。
スペイン式のギター製作方法の主な特徴は、表面版がカーブしてると言うか、
ドーム状になっていること。
ソレアという型を使って製作すること。ネックがスペインネックと言う事でしょうか。

本文に入るまでに、少し長くなったので、本文は次回から書かせていただきます。
  1. 2012/01/27(金) 00:04:08|
  2. ギター
  3. | コメント:0
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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