古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

素晴らしい人達 そして 出会い

いつも、コメントを頂いてありがとうございます。

カステラミルクさん あとで自分の録音を聞いて、あわわ と言うのは
とても、良いことだと思います。というか、凄いことだと思います。
それすら出来ない人も沢山いますし。

音の数が少なくて、リズムも簡単な曲ほど、難しいものはありません。
自分の演奏を聞いて、いけない所が分かるということは、それを直せば良いだけのことですから。

自分の演奏を聞いても、悪いところがわからない人もたくさんいると書きましたが、
ユーチューブで自分は上手だと思っている人の演奏を聴かせていただくと、
楽譜がちゃんと読めていないというか、符点を忘れていたり、音価を違っていたり
とか、結構あります。後で聞けば、分かることだと思うのですが。

そして、CABOTINさんは普通の人ではありませんから、
自分の演奏を演奏している時もちゃんと聞けているのだと思います。
(CABOTINさんにとって当たり前のことでしょうが)
普通の人は 後で自分の演奏聞くと 落ち込むのが普通だと思います。

と言うことで、タイトルのことです。

先日の、土、日と四国高松に行っていました。

友人というか人生では先輩なのですが、ギター作りは私が先輩なので、
指導させていただいている方の所に台湾の方が来られていました。

一人は、35年ほど前に香川大学に留学されていて、その時にお世話になった先生に
お礼を兼ねて、来られているのです。

留学中に身元保証人を引き受けてくださった方は,もう亡くなっているのですが、
日本に着いて、まずその方の墓参りに行かれたそうです。

高松は台湾との縁が深いようで、温泉に行っても、歓迎台湾の文字が見えます。

留学生がアルバイトをしても、日本人と同じような待遇だとか。

今回来られた方と、友人との関係も、いかにも友人らしく、
直接指導した学生でなく、最初の出会いは、郵便局で困っていたので、
声をかけてあげて、助けたことから付き合いが始まったようです。

台湾からの留学生では、今年の3月にも30年以上前の学生が何日か泊まっていったそうです。

そして、今回来られた方は、ギターはやっていないのですが、昔お世話になった先生が
ギターを作っているということで、ギターをやっている同僚にも来てもらったということです。

政府機関の農業指導の仕事をされているようで、土、日も仕事があるような忙しい
方のようですが、同僚のために有休を1週間取って、来てくださったようです。

その方は、台湾ギター協会の理事、副会長もされています。

ということで、台湾の方の35年も前にお世話になった先生のところに来られるという話を聞いて、
日本人以上に律儀な、親日の国も方だと思いました。もちろん、友人が素晴らしい人、ということも
ありますが。

そして、今回、彼がお孫さん用に作った、私が設計した弦長55センチのギターを見ることも、
楽しみの一つでした。それには、彼が自分で工夫して作った、燻煙装置で作った表板が使われています。

20140512-07塗装完了 (1)

こんな楽器ですが、大きさが分かりませんが、弦長55センチということで、ボディも
同じように縮小されていますので。

素晴らしい楽器でした。小さなボディですが、低音も基音がしっかり出て、バランスも
立ち上がりも、減衰も素晴らしい楽器です。
本人も今まで作った中で一番良いギターだと言っていましたが。

そして、今回 友人の所に、西垣さん(ちょうど高松でレッスンがあるとのことで)
高松のガンバ、チェロの友人、その友人の先週まで台湾に行っていた、
香川大の先生(歌が得意です。クラッシックもジャズも)徳島から ギター製作家の佐藤さん、
二胡をやっている学生、ギターの上手なお友達、私の作った楽器を使ってくださっていた、
高校の音楽の先生。(マンドリンオケの指揮もされています)そのほかにも、
マンドリンやギターを弾いている方も来られていました。

そして、日の明るいうちは、それぞれが演奏したり、合奏したり。
夜になると宴会です。

留学生の陳さんと林さんと私の合奏です。

20150516-22 (1)

陳さんはギターが弾けないということで、合奏ができたらと
ハーモニカを始めたそうです。

宴会の途中も、終わってからも音楽が絶えませんでしたが、
最後に、西垣さんが リクエストの楽器で、リクエストに応えて
その場で沢山の曲を演奏してくださいました。

タイプも 弦長も(55センチから65センチまで)違う楽器でリクエストに即座に答えて
演奏してくださいました。

私は、よく聴かせていただいていますが、ほとんどの方はこんなに近くで
西垣さんの演奏を聞く機会はないので、とてもすごい体験だったという話です。

どんどん、ブログが長くなってしまいますが、最後に 台湾ギター協会の 林さんが
我家在那裏 という曲の楽譜をギターと旋律楽器のために編曲をされていて、
持ってこられていました。
友人が昔聞いて、楽譜を探していたとのことだったので、持ってこられたようです。
もちろん、彼のギターと私のアルペジオーネでも合奏もしました。

今回私は、私の普通のギター、10弦ギター、アルペジオーネ、バスガンバ
パーラーギター、59センチのギター、リュートなど持って行きました。

アルペジオーネとガンバや、ギターとリュート、リュートとハーモニカなど
多分ここが初めてではないかと思える、楽器の組み合わせでも演奏しました。

我家在那裏は、初めて聞くはずなのに、懐かしく綺麗な曲だったので、
帰ってからも演奏させていただきました。
編曲は 林正言さんです。

トレブルガンバで旋律は演奏しています。
一度、ギターパートを録音しておいて、ガンバを重ねました。

一緒にアンサンブルすると、旋律を聞きながら伴奏できるのですが、
先に伴奏を録音すると、ある程度は旋律のことも考えて、伴奏していたのですが、
録音をする時間がなく、1回だけの録音でしたので、いろいろまずいところもありますが、
曲の良さに免じて、聞いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=IOpLv4OmPWY

楽器は 私のお弟子さんが私用に作ってくれたトレブルガンバです。
紺屋の白袴と言うことで、自分用の楽器は作っている時間がないので。
録画のスイッチを入れて、パソコンの画面で音を出して、と見苦しいところも
ありますが、よろしくお願いします。(パソコンのスピーカーで聴くと
侘しい感じですね)

時間がなかったので、音楽的にどうか?と思うところも多いと思いますが、
感覚でギターソロ用に編曲しました。
これも、練習はほとんど出来ませんでしたので、こちらも曲の良さに免じて聞いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=3Zi-9bdL99Q

弾いていると、もっとメロディーが出ているように、歌っているように思っていたのですが、
後で聞くと、もっとメロディーははっきりさせないといけなし、もっと歌わないといけませんね。

この曲の作曲家 劉 家昌 さんは他にも良い曲をたくさん作られています。
台湾でも、日本の歌は沢山歌われていますが、台湾の曲も日本で歌われるといいですね。

調べると、我家在那裏 は さだまさしさんが桃花源というタイトルで、歌われていました。

次回は、マンドリンとアコースティックギターの不思議に思っていることを
書かせていただきます。


  1. 2015/05/22(金) 00:23:12|
  2. ギター
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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