古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

記事をもう一度見直して 脱力など

5月に入ってから、もう10日が経ってしまいました。
2月3月でなくても、日の過ぎていくのは早いものですね。

自分の思うことを書かせていただいているのですが、なるべく間違ったことは書かずに、
誤解を招きそうな表現は避けたほうが良いと思っていますので、時々アップしたブログを見ています。

長い文章で、何やら難しいことも書いているようですが、そう間違ったことは書いていないようです。

長く書いていても、まだ伝えたいことが伝わっていないような、文章も見受けられます。

一つは、脱力のところで、もうひとつ大きなことを忘れていたように思います。
それは、脱力して弾くと体に負担が掛からない、特に右手は腱鞘炎などの予防になるのでは?
ということです。

親しい友人のギター製作家が、お世辞でしょうが「平山さんが弾くと、その楽器で出して欲しい音を
出してくれる」と言われたことがあります。

演奏家でなく、制作家だったら 新しい楽器を見ると、弾くと どう弾けばその楽器の最も良い音が出るか
直ぐに分からないといけないと思うのです。

もちろん、一流のプロのような音は出せませんが、少なくとも自分で出せる、その楽器の最適の音ですが。

そんな時、どうしても 力のある楽器で、力で弾かないといけない時がありました。
30分ほど弾くと、右手に違和感を感じ、「後1時間弾くと腱鞘炎になりそう」という感覚がありました。

左手に関しては、力を抜けば抜けるほど、音はしっかりしますし、音も延びていきますし、
基音もはっきり出ますから、問題ないのですが。

よくアマチュアの方の演奏を見せていただく時があるのですが、
皆さん 総じて 右手も左手も力が入っているようです。

左手に関しては、私の10倍くらいの力で押さえているような方も結構いました。

右手も私の何倍もの力で弾かれています。

これだといずれ、体を壊すかギターを弾けなくなると思うのです。

よく若いころ弾いていて、長いブランクの後にギターを始めた方も結構いらっしゃると思います。
そんな方は、ギター弾く 必要な力が体にまだ備わっていない段階で 練習をかなりされると、
体を壊したり、指に無理が来るようです。

また居合の話になりますが、初心者のうちは (初段くらいまで) 抜刀と言って、刀を抜く時は
大きな円運動でやってもらいます。

練習している上段者の型を見て、直線に近い刀の動きをしていると、すぐに注意します。
それは、必ず体を壊すからです。直線運動に近い実践的な抜刀はかなり体が出来てから出ないと
本当の動きもできませんが。

それと、他流派でやってこられて、入門された方に多いのですが、力が入りすぎているのです。
他流派で 4段5段の方だと、プライドなどは捨てて、入門されているのですが、実践居合の
体に負担のかかる私たちの流派では、体を壊されて辞めていく方がいます。
もちろん、体の力を抜くように指導はさせていただているのですが、身に付いた力の入れ方は
なかなか抜けないようです。

テニスなどでも、年をとってから始めると、テニス肘になったりしますが、テニスに必要な
力、筋肉がつかないうちに、練習をされてしまうからでしょう。

音の面からだけ話させていただいていたようですが、中高年の方にとっては、
もっと大事な、体を壊さない、腱鞘炎にならないという大きなメリットがありますので、
皆さん、もっと 力を抜いてギター弾きませんか?



  1. 2015/05/11(月) 23:12:43|
  2. ギター
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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