古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

5万アクセスありがとうございます。


4月になって、あっという間に、15日になってしまいました。
バタバタしていて、自分のブログをよく見ていなかったので

いつの間にかアクセス数が 5万を超えていました。

マニアック、でやたら長い、難しそうな、ブログを読んでくださって本当にありがとうございます。

本来の目的のギターの製作に関するブログは、実際に楽器を作っている人、それも、比較的若い方か
楽器を作り始めて、まだ間がない人が関心を持ってくれることが前提のような気がします。

そんな方はほとんどいらっしゃらないようにも思えますし。
少しですが、アマチュアでギターを作っている方と、知り合いになっています。

そんな方たちに、少しアドヴァイスをさせていただくことがあるのですが、ほとんどの方が楽器屋さんで
売れる楽器を作りたいのかな?と思うことが多いのです。そして、
いわゆる名器と呼ばれる楽器を目標に作られているようで、
せっかく自分で作るのなら、自分が弾きたい楽器を作ればと思うのですが。

とにかく、重くて鳴らないように作っていますし、弦長もほとんど65センチで
弾きにくい楽器が多いです。
その方向で作っていても、10年たってやっと使える楽器ができるかどうかという人もいますし。



でも、木工の記事としてなら、読んでくださる方もいらっしゃるかも?

といろいろ考えていますが、時間ができるようになりましたら,製作編も続けていきますので、
よろしくお願いいたします・

Cabotinさん いつも Cabotinさんでなければ出来ないコメントを頂いて、ありがとうございます。

コメント欄で書かせていただくと、さらにマニアックになりそうなので、
いつもブログ本文で書かせていただいています。

モダンオケ の管楽器もいろいろ問題がありそうですね。(また、マニアックな方向に行きますが)
弦楽器は弦の問題で、楽器が鳴らない方向になっているので、音質、音色は問題として
少しはましな部分もありますね。

管楽器はとにかくよく鳴ることを前提に楽器が改良?されているようです。

たまに、バロックでチェロの代わりにファゴットで通奏低音を受け持ってもらうと、
大変なことになりますし。

私の周りには、バスーン,バッソンを演奏する方いらっしゃいますが、この方々は音量のコントロールや
音質のコントロールをしてくださいます。

あと、プラシチックヘッドのティンパニも大変ですね。

弦楽器のスチール弦を問題にしていますが、それは有機質なガットに比べて、
無機質なスチールが問題だと思うのです。
同じように、ティンパニや太鼓で 牛や羊の皮でなく、樹脂、プラスチックで作られた
物は、スチール弦を張った、弦楽器と同じように思えます。

少し前も、バロックダンスをプロとしてやっている方から、(古い友人です)
小さな太鼓を買ったけど、革でないから音が面白くないので、革に変えて、
と太鼓を送ってきました。

プラスチックヘッドの太鼓です。温度や湿度の影響を受けないかもしれませんが、
肝心の音が面白くありません。

結局 一から太鼓を作ってあげました。

20世紀初頭のオケを聞くと、とても音楽が有機的です。

それは楽器からも来ているのでしょうか?

もちろん、演奏家の違いもあると思いますが。

私の思っていることを書かせていただいていますが、少し思い込みの部分も
出てくると思いますが、これからも、よろしくお願いいたします。

  1. 2015/04/16(木) 18:53:18|
  2. ギター
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コメント

時代背景を

古楽とモダンという2つの視点はいつも対極として、様々な批評の対象となります。
どちらが本物で他方は偽物とか。
良し悪しは別として、両方を好む人、他方にしか興味ない人、十人十色でしょう。

しかし、僕自身、明確に線引きすべきことがあります。それは、時代というものです。
その曲がいつ作曲されたのか、その時分に演奏される楽器はどういうものだったのかがです。

やはり、作曲者が意図した、想定した楽器は大事なこと。軽視すべきではない。
こんなこと言うと怒られそうですが、バロック時代に弾かれていたリュート曲を、クラシックギターで表現することが適切なのか、いや、表現上、作者の精神性、時代背景すべてを考慮しても、それで表現することが、その音楽を聴く者に感動を与えられるのか甚だ疑問なのです。
 今日、クラシックギターでも全く遜色なく、聴かせられるテクニック、音楽性を持ち合わせた演奏者もいるが、オリジナルの表現には追いつかない。

 一方、楽器自体はどうでしょうか。
バイオリンも改造が当たり前であるし、より音量重視主義な楽器が流行しています。内面性よりも音量に重点が置かれています。僕は、そういう現状を嘆きます。
音楽を聴きたい人が、どちらを好むかによるということはあります。ですが、例えば、数少ない国内演奏家の某氏は、オリジナルリュートで、すばらしい録音を残し、かつ、演奏活動を続けておられます。
そういう真摯な姿勢がもうちょっとクラシック音楽に携わるオケとか、演奏団体にもあって良いと思うのですが。もっとも、そういう団体もありますが、まだまだマイナーです。

大ホールで、客の動員を多くし、収益を上げるというショービジネスの現実問題もある。表現力=音量とも取れる昨今の状況はどうにも我慢ならないのです。それは、コンクールの世界も同じ。
モダンギターで音量で勝負に出る若い子が本当に多い。また、指導する師も、そういう傾向の楽器を勧めるほどです。しかし、そういう楽器は、えてしてコンクールが終わればお払い箱になるのです、つまり飽きるのです。
 楽器自体も演奏者も、ビジネスの泥臭さを排し、もう少し、本来の時代背景等を考えた演奏を行い、また、そういう楽器を求めるべきだろう。
  1. URL |
  2. 2015/04/19(日) 13:49:37 |
  3. baroque #sVRSAE02
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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