古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

明けましておめでとうございます。そして

このブログを読んでくださっている皆様、新年明けましておめでとうございます。

本年も、この地味な、やたら文章が長いブログですが、よろしくお願いします。

前回のソルさんの OP60-1の練習曲について、コメントで西垣さんが新年のお年玉をくださいました。
私たちアマチュアにとっては宿題?かもしれません。

当然私はここまで深く考えてブログを書いたものではありません。

ユーチューブを中心にこの曲を聞かせていただいて、あまりにもぞんざいな演奏が多く
何も考えていないと思ってしまう演奏が多かったものですから、ソルさんがこんな演奏を聞いたら
どう思うだろうと、考えたからです。

西垣さんがこの曲をもとに、問題を作られていますが、いくつかはアマチュアでも気を付けないといけない
箇所もあると思います。基本的にアマチュアはそんなに大きく音楽的に間違っていなければ、
音楽を楽しめば良いと思っていますが。

でも、これらの問題以前のリズムの不正確さ、音のつながりの悪さ、消音など
もっともっと初歩的な所で、弾けていない演奏が多いと思ったので、ブログに上げさせていただきました。

それは差別でもなんでもなく、アマチュアとプロでは音楽の勉強の量が圧倒的に違うのですから、
アマチュアは考え考え、楽譜とにらめっこしながら、考えれば良いと思うのです。

このブログを読んでくださっている方は、ほとんどがアマチュアの方だと思うのです。

少し時間が経ちましたら、回答を教えていただけませんか?
それが難しいようでしたら、ヒントだけでもいただくと自分で考えるキッカケになるかもしれませんので。

西垣さんが設問されていることに対して、私も自分なりの考えを持って、この曲を弾いていました。
それが音楽的に正しいかどうかはわかりませんが。

消音の問題、アーテキュレーション、フレージングなど、私の場合は音楽的に正しいかどうかよりも
弾いてみて、美しければ、納得できればそれで良いと思っていましたが、アマチュアなりにもっと勉強しなくては
いけないかもしれません。

「蝶蝶」や「むすんでひらいて」がまともに弾けるギタリストが、なかなかいないという問題でも、
音楽的に間違っているとか正しいという問題以前に、リズムや歌っていないということだけでも、
弾けていないギタリストが多いという現状ですから。

こんなことばかり書いたり、読んでいるとそんなに音楽とは難しいものなのかと、弾くのが怖くなったり
音楽を敬遠してしまっては、このブログをアップした意味がなくなりますので、
曲を弾くときにどう考えれば良いのかのヒントや導入として考えてください。

話は変わりますが、最近ガンバの手ほどきをさせていただく機会が増えました。

その時に、左手の使い方を、昔のギター教則本によく書かれていた、フレットに平行に
弦に直角に指を持ってくるのではなく、斜めにフレットと弦を利用して、押すようにそれも、
フレットに被さるくらいに押さえると力がほとんどいらなくて、開放弦と同じような音が出るし、
音程も正しくなると、提案しています。
そしてこの押さえ方の利点は、ガンバの場合トレブルガンバというのは、弦長がバスガンバの半分なので
(バスガンバの1オクターブ上の調弦です)音程を取るのが難しいのですが、この左手の使い方だと
正しい音程が取れるのです。

そこで、ギターの演奏はユーチューブでたくさんご覧になっていると思いますので、ギターのセゴビアさんのような、
チェロのカザルスさんのマスタークラスの映像を見ていただこうと思っています。お年玉がわりに。

http://https://www.youtube.com/watch?v=sWuo1mweGkg&list=RDsWuo1mweGkg#t=0

録画されたのが、何年くらいかわかりませんが、おそらくカザルスさんが80歳前後だと思うのです。

左手のしなやかさ、指の方向、力の抜け方などとても80歳ほどの演奏家の手には見えません。

でもそれ以上に、何度もカザルスさんが何度も言ってられる、「テンポ」(テンポ」そして「ナチュラル」
「ナチュラル」ということがすごいと思います。

20世紀の巨匠というと、テンポも自由に名人芸で歌い上げるというイメージがありますが、
テンポを正確にそしてナチュラルな表現をしなさいと何度も言われています。

受講している女性のチェリストが器楽的に歌おうとしていると、「ナチュラルに」との声。

ギターでもとても参考になると思います。とにかく、チェロの神様が言っていることなのですから。






  1. 2015/01/02(金) 01:24:18|
  2. ギター
  3. | コメント:2
<<タイトルなし | ホーム | ソルのエチュード 60-1 について>>

コメント

明けましておめでとうございます。

年頭から奥の深いお話です。
アマチュアにはアマチュアの楽しみ方があります。
テンポ、リズム、ハーモニーがちゃんとしていれば、聴くことはできます。それから上の事は、アマには必要ないと思います。
音楽を専門としてプロになって稼ごうという人は、勉強も必要でしょうし、留学して視野を広げ、さらに勉強の幅を広げて付加価値を付ける
ことも必要でしょう。
CABOTINさんの宿題を見ても、アマには必ずしも出来なくてもいいと思います。それよりも自分がいかに楽しむことができるかが大事なことです。
人生は有限なのだから、楽しむことを第一に考えればよいのです。音楽とりわけギター演奏に苦痛があってはなりませんし、不必要に
音大生が学ぶような知識を詰め込むものではいけませんでしょう。
もちろん、演奏に必要な最低限の知識は覚えなければなりませんが、先の音楽の3要素がちゃんとできればOKでしょう。
ソルは好適な材料です。ソルを制する者はギターを制す、私はそう確信しています。20曲だけ集めたソルのエチュードはちゃんと勉強すれば、あらゆるテクニックが備わります。セゴビアさんを信じて頑張りましょう。
  1. URL |
  2. 2015/01/02(金) 17:03:34 |
  3. gavottenⅡ #Gwzj..5Q
  4. [ 編集 ]

まだ隠っていて、昨日は深いお話もできずに失礼しました、しかし八の字楽器の歴史考はとても
勉強になりました。ご要望のソル 解答例・・ もともとリズムの話をされていたのに
わたしがこの辺りの曲を子供たちの生きた教材に使うので、向きを変えてしまいました、ごめんなさい。
でもそれぞれに深い関係なのでむだでは ないでしょう。
gavottenさんもおっしゃっているように、分析なんぞしなくても素直に弾けばうつくしいものです。
音楽の専門を目指す子供や公開をしたい・・という人にはある程度の理解もあったほうがよいかも
ともおもいます。リクツで弾けなくなるのは最悪ですが。
単純に二声にすると全部の事情が見えてくるので、ひとつの例です。
回答は無限にあります。時間が無いので子供達に書きましたので、あまりに当たり前の解説はご容赦ください。
www.koube.jp/SorEtudeOp60-1all.jpg
  1. URL |
  2. 2015/01/05(月) 00:51:14 |
  3. CABOTIN #ArGM.iJY
  4. [ 編集 ]

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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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