古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

素晴らしい演奏会 そして

ミクシィに参加させていただいてから、いろんな方とも知り合いましたが、
いろんな活動をされているのも知りました。

特に関西は、定期的に練習会を開いたり、演奏会を開いたりされている方、サークルが
多いようです。

京都、西宮、伊丹、神戸などで盛んに活動されています。

その一つの演奏会を聞かせていただきました。

今回は バッハの組曲やソナタを 組曲だったら全曲、暗譜で演奏されると言う演奏会です。

プロの演奏会でも、組曲全曲と言う演奏会はなかなかありません。

その中でも、無伴奏ヴァイオリン組曲1番などは、演奏時間40分ほどの大曲です。
それを、大きなミスも無く弾かれていました。

そして、他の方も 自分の音楽にされていました。借り物でなく、レッスンを受けた先生の
音楽でも無く。それは、昨日主催者の方と話しをしていると、皆さんギター以外の音楽に
精通してられる方ばかりだそうです。
特に、20世紀の巨匠(ギター以外の)についても詳しい人ばかりだそうです。
なるほど、と思いました。


でも、聞かせていただいて、一つだけ気になったことがあります。

それは楽器のことです。

皆さんほとんど、弦長65センチ(多分)のモダンスペインギターを弾かれていました。
練習を良くされているので、指も届いているし、音も出ているのですが、見せていただいている
私には、弦長の長い楽器を、無理して演奏しているように見えました。

それと、やはり音です。

モダンスペインギターでは、低音、特に6弦はほとんど倍音しか出ていないので、
2声、3声の動きや、響きが聞こえにくいのです。

演奏は素晴らしいので、よりいっそうその感を強くしました。

やはり、弦長の短いと言うか、体にあった弦長の楽器で、低音まで基音のしっかりした
ギターが必要だと実感しました。

でも、最近は左の楽器と言われている、チェンバロでも低音の出ていない楽器も増えています。

記譜がト音記号なので、勘違いされるのかもしれませんが、ギターの6弦は チェロの最低音の
2音上なのです。

最近のチェロも倍音が多いと言うか、ほとんど倍音と言うチェロもよく耳にしますので、
本来の音がするチェロの音を聞いて欲しいとも、思っています。
(チェロの場合は弦の問題もあるようです)

私が設計して、お弟子さんに作ってもらっている61センチギターも10台近くになって、
かなりイメージしていた楽器に近づきました。

来年は私が作って、さらに理想の楽器に近づきたいと思っています。
(誰が作っても、私の設計、考えで作ると使える楽器になると言うことを
証明したかった、ということもあって、先にお弟子さんに作ってもらっていました)

製作編に入っているのですが、もう少し寄り道させてください。





 
  1. 2014/10/09(木) 01:56:26|
  2. ギター
  3. | コメント:1
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コメント

ありがとうございました。

先日はご来場ありがとうございました。

主催者さんのイベントは他にもありますので

次回は演奏で参加してくださいね。
  1. URL |
  2. 2014/10/09(木) 19:18:48 |
  3. HSPT #VZxaOhyU
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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