古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

二つのギター その?

製作編は少し置いておいて、シリーズ化?された二つのギターです。

今回は、少し変わったギターです。

1930年頃にドイツで使われていた、リュートギターです。
ハウザー1世も作っていた楽器です。

友人の日展作家が骨董品屋で演奏不可能なリュートギターを見つけ、
画題にしようと、買ったのですが、弦を張りっぱなしにしていて、
弦高は5センチほどありました。

絵を描くのも、うそがかけない人なので、見た目は普通にして欲しいとのことで、
ネックやある程度の修理をして渡しました。
小磯良平さんの描いているリュートがこのリュートギターです。

でも、こんな楽器で弾いてみたいとの、希望もありましたので、
オークションで探して、修理しました。

1台は ロゼッタが綺麗で、1台は良く弾きこまれていた感じです。

修理は結局、表板を外して、周りを補強しての大修理となりました。

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UNI_0058.jpg


よく弾き込まれた方です。

使われていた楽器だけあって、響きもあり倍音も多く、弾いていて気持ちのよい楽器です。

もう一台は

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UNI_0066.jpg

こんな感じの楽器です。
ロゼッタが非常に美しい楽器です。

音も、90年ほどは経っているので、響きもあり 高音は減衰の長い楽器です。
音がはっきりしているので、ポリフォニーの曲には合っていそうです。

やはり、絵描きさんは良く弾き込まれた楽器のほうを選びました。

もう一台のほうは、手元にありますので、そのうちユーチューブにアップしようと思っています。


今日はこれから、九州です。

展示会の準備もあるので、八女に9時集合と言うことなので、フェリーでは間にあいませんので、
高速道路でぼちぼち走っていきます。

展示会の様子は、また書かせていただきます。






  1. 2014/09/19(金) 16:40:34|
  2. ギター
  3. | コメント:1
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コメント

こんにちは、いつもお世話になっております。

一つお訊きしたいのですが、平山さんは指板をモダンギターの平均的な厚みよりやや薄くしておられるということですが、SCALE 610㎜仕様のギターの場合ですと1Fの位置と最終Fの位置で何㎜の調整でしょうか?

確か過去の記事にあった筈ですが、いくら探しても見つからないので、コメント欄にて質問させて頂いた次第です。

ご多忙のところお手数をおかけして申し訳ございません。
どうぞ宜しくお願い致します。

(製作編に入りますます楽しみにしております!)
  1. URL |
  2. 2014/10/08(水) 14:31:50 |
  3. BOLIN #22hNL7Yc
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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