古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

材料 ⑨ ブロック材

ブロック材も私は楽器を軽くしたい、楽器を鳴らしたい、と言う事で松を使っています。
ヴァイオリン属、ガンバ属も必ずと言ってよいほど、松を使っています。

スペインネックだと、ネックと同じ木を使うので、選択の余地はありません。
ドイツ式だと(このスペイン式、ドイツ式という呼び方に、私は違和感と言うか、
疑問を持っています。私が持っていた、1815年のドイツで作られたチェロは、
いわゆるスペイン式でした。修理で分解しましたので、間違いはありません。
そして、これも私が持っていた、ヴィオローネおそらく250年以上は経っていると
思われる楽器ですが、これもスペインネックでした。
スペインネックと呼ばれる、ギターが現れるもっと以前に、
スペイン以外の国で使われていた方法ですので、
スペイン式と呼ぶのはギターだけのことでしょうか?)
ネック材のマホガニー系統の木以外の木も使えます。

ただ、これも一般的なモダンスペインギターでは、
ドイツ式の楽器でもマホガニー系統の木が使われています。
でも、強度、粘り、軽さの点からも私は松、ドイツ松を使いたいと思います。

<注>
モダンスペインギター製作でのスペイン式ネックとは、
ネックと楽器の胴体内部のネックブロックと呼ばれる、補強材を
一体の木で作っている方法です。
それに対して、ドイツ式というのは、楽器の胴体内部に、ネックが付く場所に
ブロックを付けて、ネックを取り付ける方法です。
現代では、このブロックにほぞを組んで、ネックを取り付けるのが一般的です。






  1. 2012/01/21(土) 16:44:44|
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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