古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

材料 ④ ライニング材

一般的な、ギターの材料として、ライニングなどはほとんど問題にされません。
でも、私にとって、後の構造のところで詳しく述べますが、大切な事です。

ライニングは楽器にとって、構造的にも、音的にも最も重要な部分だと私は思っています。
特にモダンスペインギターと私の考えるギターとの最も大きな違いの箇所です。

一般的にはネック材と同じ、マホガニー系統の木が使われますが、
私は比較的柔らかくて軽い針葉樹系統の木を使います。

これは、構造のときにも述べさせていただきますが、
この部分を固めたくないので、柔らかい材料と、
余分な質量をこの部分に与えたくないという理由から、
軽い材料を使っています。

ストラディヴァリウスもライニング材には柳の木を使っていました。
(今ではあまり使われなくなった柳行李・・やなぎこうり・・
で分かるように非常に柔らかく、粘りもある木です)
彼もこの部分を固めたくなかったのだと思います。

あと、ギターではないのですが、ガンバ、ヴァイオリン属では
8の字型ではないので、コーナーが存在します。
このコーナーには、ブロック材があるのですが、
このブロック材も、軽い針葉樹で作るのが一般的です。
ガンバ属、ヴァイオリン属では。
これも、コーナーを固めることなく、
軽くしたいからです。


  1. 2012/01/14(土) 18:29:40|
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kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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