古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

展示会のお知らせ(来年の話です)

もうそろそろ、来年の話をしても鬼が笑わない時期が来たようですので、
来年の話を。

1)第6回 クラシックギターフェスタ in 南港ATC
12017年4月22日23日 11時から17時の予定
場所:大阪南港ATC ITM棟9F TBSCエキジビジョンホール

近づきましたら、また詳しく書かせていただきますが、
来年で第6回 の クラシックギターフェスタ in 南港ATC
です。
今年は32名ほどの参加でしたが、来年はもっと増えるかもしれません。
この展示会では、京大野村先生の熱処理された材料の楽器と
40年寝かした、材料のギター2台展示する予定です。

2)名古屋バロック音楽協会40周年記念例会
2017年4月29日(土・祝)
10時30分~19時30分
場所:名古屋 電気文化会館 イベントホール(名古屋市中央区栄2-2-5)
入場料 もちろん無料です。
演奏会は、コンサートホール で14時開演予定です。アンサンブルやコンチェルトもあるようです。

私は、手元にある、ガンバやスピネット、ポジティーフオルガンなど(まだ手元にあればの話ですが)
展示する予定です。


  1. 2016/12/21(水) 23:20:07|
  2. ギター
  3. | コメント:0

弦の話

日ごろから考えている事なのですが、こんな事を書くと楽器屋さんから嫌がられるだろうな、と言う事かもしれません。

弦の話は今年の1月25日にチェロの弦のことを書かせていただきましたが、今回は
もう少し話を広げます。

弦楽器、特にヴァイオリン属やアコースティックギターなど、スチール弦を使う弦楽器についてです。

ヴァイオリン属と言っても、モダンヴァイオリン属の話です。

スチール弦を張った弦楽器が好きになれないと言う、私の特殊な趣味趣向、好み、
こだわりから来ているかもしれませんが。

ヴァイオリン属においては、良い楽器はオールドと呼ばれる、200年以上経った楽器が良いとされています。
もちろん、現代の楽器でも素晴らしい楽器はありますが。

アコースティックギターでも、良いものはヴィンテージとして、年数が経ったものが高額の値段で取引されています。
どうして、こんなに高い楽器を使わないといけなくなったのでしょう?

よく、テレビでもストラッドやガルネリなども超高額の楽器と安い楽器とのブラインドテストが行われています。
その番組などなどを見ていると、プロの一流と言われている音楽家でも結構、間違っているようです。
弾いている演奏家はもちろん、大きな差を感じているのですが。

その原因が弦にあるのではないかと、思っているのです。


ヴァイオリンにしてもチェロにしても、ものすごい数の弦が市販されています。
値段も安いものから、高いものまで。

チェロなどは安いと言っても結構高い弦が普通に売られています。

前にも(今年の1月25日)モダン楽器用の弦の巻き線を解いて、ブログを書かせていただいた事がありますが、
あのように手間と材料を使って、複雑な振動のしにくい弦が作られているのです。

そこで、何を考えたかと言いますと、元々音楽を表現するための素材として、ふさわしくなかった
スチールを弦に使ったことから、楽器はオールド、ヴィンテージと呼ばれる、
高価な楽器を使わないと、音楽が作られる音にはなりにくくなったのでは?と言う事です。


ビブラートの多用も、弦に原因があると思います。
ガット弦ならそこまで、ビブラートを使わなくても、音楽は作れる所を、
なんとか音楽にふさわしい音にするためにビブラートをかけなければいけない、
必要悪のように使われているように感じてなりません。

ギターは幸い、ナイロン弦があって、最近はフロロカーボンや
イタリアのメーカーのように独自の素材を作って弦を供給されているので、少しはましだと思います。

でも、戦後ナイロン弦が使われてから、60年以上経っています。
最近は19世紀ギターや、バロックギターを演奏するギタリストの方も増えてきていますので、
ガット弦に触れる、聞く機会も増えました。

しかし、ほとんどギタリスト、ギター愛好家の方にとって、ナイロン弦のクラシックギターが前提のようで、
さらに良い弦の必要性を感じてられないように思います。

良い弦とは、やはりガット弦の響き,音質、音の密度、音の立ち上がり、
音の暖かさなどを持った弦が私には良い弦だと思っています。

これは、ヴァイオリン属ではもっと、切実に感じています。

ピラストロ社などは、ブランド名でコルダという裸のガット弦も発売されていたり、
サバレス社などの弦も高価ですが手に入ります。

でも、これらの弦は主にバロック楽器用として販売されているので、一般の方にはあまり縁がないようです。
ガット弦と言うことで、オイドクサやオリーブと言った、芯がガットの弦も販売されていますが、
これらは何重にも巻き線が巻かれて、ガット弦の値打ちが無いように思えます。

もっと、良い弦、ガット弦に近い弦が発売されれば、高い楽器を買わなくても音楽が楽しめると思うのです。
アコースティックギターの弦も、ステールを前提にされていますが、スチールでない金属で、
もっと音楽が楽しめる弦が作られると良いと思っています。高くない楽器でも。

しかし、そんな事を考えているのは、私くらいかもしれませんので、
そんな弦が作られる可能性はほとんど無いのでしょうね。

時間が出来れば、弦についても少し動いてみようと思っています。



  1. 2016/12/21(水) 23:09:26|
  2. ギター
  3. | コメント:1

近況報告

もうすぐ、前回のブログ更新してから、1ヶ月が経とうとしています。

更新もしていないのに、訪問してくださる方、ありがとうございます。


更新がないということは、無事に走り回っていると思ってくださると良いのですが。
(便りが無いのは良い便りということもありますし)

今日は、少しギターから離れて、健康や体のことを。
最近テレビでも健康の事がよく番組で取り上げられていますが、
体を健康に保つ、病気をしない体を作ると言う事が多いように思います。

私は、40年ほど朝ごはんは食べていません、そして最近と言っても1年くらいでしょうか?
昼ごはんも食べたり食べなかったりしています。

厳密に、一日1食と言うのではなく、昼ごはんを時間が来たから食べる、
と言うのではなく、おなかが空いたら食べよう、おなかが空かなかったら
食べないでおこうと思ったのです。

前の晩に沢山食べると、おなかが空きます。

食べると、おなかが空くのです。
食べないとおなかが空かないのです。

今回のツアーのように、ホテルで朝ごはんが出るので、食べるとお昼におなかが空いてきます。

そんな事をしていると、ちょっと面白い本が出ました。

作曲家の三枝成彰さんが書かれた「無敵の1日1食」です。

2016 11 25 1

最初だけ、撮影させていただきました。


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読み進めていくと、食べるから疲れる、食べるから体が動かないなど、健康のためでなく
1年365日朝から夜まで働けるように、彼は1日1食にしているのです。

私の場合は、彼ほど厳格には考えていませんが、おなかも減っていないのに、食事をしないだけのことなのです。

この間も、名古屋で私が31年前に作ったチェンバロのメンテナンスを25年ぶりにしました。

朝11時から夜12時前まで、休憩無く(1分も)トイレに数回行っただけで、立ったまま仕事を続けました。

仕事が終わってから、サービスエリアでその日初めての食事(前の食事から30時間以上経っています)を
深夜1時くらいに食べました。

おそばくらい軽く食べようと思ったのですが、ラーメンととんかつの店しか空いていなくて、
以前ラーメンで懲りた事があったので(九州から帰るときに、尾道ラーメンを食べたのですが、
リニューアルということで、たっぷりの豚の背油が入っていて、おなかの調子が悪くなったのです)
とんかつの方を選びましたが、空腹時に油物はだめだったようで、その後サービスエリア毎に
トイレに行っていました。

長時間食べないでいると、食べるものを選んだ方がよいようです。

と話が私のブログらしくないようですが、もう少し。

以前のブログで書かせていただいたかもしれませんが、お医者さんから見ると、
やってはいけない事ばかりのようです。

まず、血圧が高い方が160から170低い方で 110から120
うっかりすると185とかなっています。

5年ほど、健康診断は受けていないのですが、心電図をとると
かなり変ですね、と言われているし、不整脈ですし。

父親が私が5歳の時に亡くなっていて、糖尿病もかなりひどかったようで、
血糖値も充分高いです。

病院に行くと、薬漬けか入院のレベルですね。


でも、徹夜で走り回っていたり、休み無く仕事も出来ています。

友人も、血圧が高いと言われて、薬を飲むと体がしんどくて
動かないから、飲んでいないと言う人もいます。

九州の古楽仲間の本職は百姓さんの彼は、天気相手の仕事だけに
収入がほとんど無い時もあるそうです。

そんな時、お母さんを病院に行かせるお金もなかったので、
行かないでいると、すっかりお母さんも元気になったとの、
話も本人から聞きました。

体も楽器も人それぞれということでしょうか。

次回は、演奏会などで、空き時間に作っていた原稿でブログ更新させていただきます。



  1. 2016/12/21(水) 22:58:12|
  2. ギター
  3. | コメント:1

プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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