古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

リンクのお知らせなど

今回はリンクのお知らせです。

少し前に、リンクの追加をさせていただきました。
「Micha クラシックとリュートの楽しみ 」バロックリュートの修理させていただいてからのお付き合いです。
リュートだけでなく、クラシック音楽全般に造詣がものすごく深い方で、私の好きなハイドン、
有名なお兄さんハイドンだけでなく、弟のミハエル・ハイドンもお好きなようで、話が合う所です。

もちろん、ハイドンだけでなく古典派、前古典全てのクラシックと言われる、音楽に精通されています。
ブログは楽譜や音源も付けられているので実に分かりやすく親切なブログです。

そして、音楽だけでなく、天文台に勤められている、天文学者さんではないかと思うほど、
天文、宇宙のことについても詳しいブログが書かれています。
ギター音楽以外の音楽について少し詳しく、楽しく知りたい方にはうってつけのお勧めブログです。

ブログではないのですが、HPの案内も。

私のHPとリンクさせていただいていますが、エオリアン・コンソートのHPの案内です。

今回の坂本さん達のツアーと縁のある方のHPで、リコーダーコンソートをやってられるアンサンブルです。
沢山の曲をリコーダーコンソートのために編曲されて公開されています。
実に色んなジャンルの曲をリコーダーコンソート用に編曲されているのです。

そして、新しい曲がアップされると、一番に坂本さんから連絡があり、
「何ページの何小節のこの音が間違っていると」指摘があるそうです。

そして、もう一つ彼らしいエピソードを。

エオリアンコンソートの中心になっている友人が(HPでリコーダーコンソート用に編曲している友人です)
古いイタリアのオルガン曲を見つけて、リコーダーコンソート用に編曲しました。

ちょうどその時、坂本さんもいたので、「テナーガンバでテナーパートを弾いてくれる」と声をかけたそうです。

そうすると、坂本さんは「以前その楽譜は見たことがあるので、楽譜は覚えています。
そして、テナーパートの動きは分かりますので楽譜は要りません」との返事。

そこで、友人の一言、「彼の頭は、どうなっているのだ!」

友人もスタジオジブリの「声をすませば」について本を書いているほどの人なので、頭も良い方なのですが。

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坂本さんと話していて(普段は小さい時から知っているので、またお父さんとは長い付き合いなので、
坂本君とか龍右君とか言っているので、文章で坂本さんと書くと、何か違和感を感じながら書いています)
よく話に出るのが、渡辺範彦さんのことです。

彼は、渡辺範彦さんを尊敬してくれていて、渡辺さん以降のギタリストにはあまり興味がないとも。
一応、弟弟子の私としては嬉しい事です。

  1. 2016/11/26(土) 23:39:23|
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近況その2

先日の炎の祭りは年上の人生の先輩方々との仕事でしたが、
今日(11月20日)は中学生のボランティアと人生の大先輩の方々のための、クリスマス会のような催しでした。

毎年、12月にすこやか会として行っているのですが、今年は民生委員の約半数が改選なので、
(私も3年の任期が終わって離任です)任期中の11月に行いました。
過去2年は仕事で参加出来なかったのですが、今年は参加出来ました。

会場準備を10時頃より始め、11時過ぎから会は始まりました。
吉本新喜劇のパロディ版や、大型紙芝居など内容も、なかなか楽しい催しでした。

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私は、中学生とジェスチャーゲームに参加しました。
簡単なジェスチャーでしたが、楽しんでいただけたようです。

この間の、赤十字の共同募金でも、長い時間一緒に活動した中学生ですが、
50年ほど前の自分や友人達を思い起こしました。

30名ほどの中学生のボランティアの中には、生徒会長やしっかりした中学生も沢山いました。

私の50年前の中学生時代にも、野球も4番ピッチャーで学級委員という男前のスポーツマンがいましたが、
久しぶりに会うと、とても小さく感じました。
彼以外でも、スポーツマンでまだまだ元気でがんばっていると思っていた友人が、亡くなっていたり、
元気がなかったりしているのを見ました。

逆に中学生時代は目立たない普通の中学生だった友人が、会社を興して、
新聞やテレビにも紹介されたりしています。

そして、その彼が中心になって同窓会が開かれました。
彼がいなければ、雑用の中心になる人間がいなくて、同窓会は開かれなかったと思います。
(40年ぶりの最初の同窓会は、私が音楽担当で、ギター、ガンバ、リュートを弾いていて、
BGMやら演奏全般をやりました。
中にはピアノの先生もいましたし、私一人ががんばらなくても良かったのですが、
皆さん控えめで、演奏してくださらなかったので)

今回、一緒になった中学生も10年後、20年後、30年後はどうなっているのでしょうか?


今回また、まとめてブログ更新させていただいていますが、メサイアのリハで時間が充分にあったので、
原稿を作らせていただけました。

  1. 2016/11/26(土) 22:58:52|
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近況演奏会など

演奏会が続いていましたので、リハの時間にブログの原稿を書くことが出来ましたので、
近況をアップさせていただきます。

ブログの更新があまり出来ていませんでしたが、坂本さん達のツアーに間に合うよう、
オルガン作りで他のことは後回しにしていたので、何かとバタバタしています。

私が30年ほど前に作ったフォルテピアノが京都芸大に納められていますが、
そのフォルテピアノのメンテナンスを行いました。


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長い期間、メンテナンスをしていませんでしたが、エスケープがいくつか調整したくらいで、健康な状態でした。

大阪の音大のチェンバロを預かり修理するので、それを取りに行ったり、次に作るクラヴィコードの資料のため、
大阪音大音楽博物館に行ったり、チターやギターの修理のお客さんが来られたり、
小型ハープの製作、お弟子さんが作った大阪音大の1719年製作トーマス・バートンのスピネットの仕上げなど、
相変わらず色んなことが平行しながらバタバタしています。

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お弟子さんが途中まで作ってくれて、こちらで仕上げた楽器です。

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こちらがオリジナルの、大阪音大 音楽博物館に所蔵されている楽器です。私が20年ほど前にほとんど全部ばらして、
作り直した楽器です。

その間には、384000キロ走っている、トヨタカローラワゴンのショックアブソーバーが壊れて、
何とか走れるように応急処置をしたり、

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写真では、問題なさそうですが、少し走るとショックアブソーバーが外れて、マフラーやそのまわりに当たって、
ものすごい音がします。

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間に合わせに、外れてもマフラーなどに当たらないようにしました。30分ほどで出来たので、明日とりあえず、宝塚ミュージックリサーチのチェンバロは運べます。

そして、11月22日は大阪八尾のグレース大聖堂のメサイアのリハーサルです。

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私がチェンバロの提供を始めて、10年ほどだと思いますが、今回で25回目のメサイアです。
25年毎年メサイアを行うというのは、大変な事だと思います。
最初のころは全曲ではありませんでした、またパートも揃っていなくて、ピアノが入ったりしていたようです。

オケは教会員の方でありませんが、合唱は教会の方々です。
そして、教会で行うと言うことで、通常の演奏会でのメサイアと違って、
歌の歌詞の意味がとても大事な事ですので、日本語で歌われます。

私も何度もメサイアでチェンバロの貸し出しを頼まれて、沢山色んな演奏を聞かせていただいています。
リハも含めると相当の回数になります。でも、訳はパンフレットに訳があったり、プロンプターなどで、
ステージ横に映し出されたりしていました。
でも、やはり日本語で歌っていただくと、より意味が深く理解できます。

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リハーサルです。

八尾のグレース大聖堂 八尾自由教会 というと、古い話を思い出します。
(八尾の川の横の教会ということで、八尾自由教会だったと思います)

今から、30年以上前に八尾自由教会で鈴木雅明、鈴木秀美さんの演奏会がありました。
鈴木雅明さんもその当時は、ヨーロッパから帰ってこられて、今ほど有名でなく、
お仕事も今のように沢山なかったころのお話しです。

チェンバロも鈴木さんと私で運搬して、私が調律、鈴木さんが演奏という時代でした。
曲はチェンバロとの合わせなので、バッハが主な演奏曲目です。

演奏会も無事終わりました。いつものように素晴らしい演奏でした。

そして、私達はチェンバロの運搬のために、カバーをかけて片付けていると、
秀美さんは弦は外し始めたのです。聞くと「明日はモダンの仕事があるので、弦を張り替えている」とのこと。

教会の演奏会はバロックチェロとして使っていたので、ガット弦でピッチも415のバロックピッチです。
次の仕事はモダンの仕事なので、弦もスチールでモダンピッチなのです。

楽器も鈴木さんの楽器でなくて、借りている楽器、確かガンバ奏者の千成さんの楽器を借りているとおっしゃっていました。
でも弓だけは鈴木さんの弓で「この弓で中古のベンツが買える」と言われていました。

超有名になられたお二人ですが、こんな時代もあったのですね。

そして、23日は本番です。

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25日は神戸舞子のアジサイホールでチェンバロを使う演奏会があるので朝からチェンバロの運搬です。

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26日は自治会の役員会、27日は自治会の今年最後の草刈、12月に入っても自治会長の研修会、
チェンバロの調整、民生委員の退任式、最期の友愛訪問、引き継ぎなども雑用があります。

年末は友人のピアノの発表会で演奏を頼まれているので、ギター、ガンバなどを弾こうと思っています。
次の日は高松で西垣さんの演奏会で、チェンバロの運搬調律、25日は大阪久保惣ホールで演奏会なので、
チェンバロ運搬調律。 その合間に何とか早く音大の預かっているチェンバロの修理とガンバの製作、
もう一台のチェンバロの修理と早くしてしてしまわないといけません。
遅くても年内には仕上げないといけないので、今年もあわただしく終わりそうです。

出来れば、12月初めに天草に行って、先津教会のオルガンを預かってきて、
修理もしたいとは思っていたのですが、これは来年ですね。


  1. 2016/11/26(土) 22:49:01|
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坂本さん達の演奏が終わって、坂本さんの思いです。

坂本さんが、今回のツアーが終わって1週間後、フェイスブックにツアーについて書かれています。
フェイスブックを利用されていない方、また繋がっていない方のために、全文載せさせていただきました。
最初の堺では、多くの説明がありましたが、長すぎるということで後の演奏会は説明が短くなってしまいました。
いくらでも、話せば話すことが山のようにあったと思います。彼の考えが端的に書かれていますので、どうぞお読みください。



「De Missione Musicorum 音楽による宣教の旅」の日本ツアー終了から、ちょうど一週間が経ちました。
こちらでは普段このような長文は書かないのですが、せっかく良い機会かと思いますので、
今回の公演の総括をしたいと思います。

◆ヨーロッパ人の視点を取り入れることで、初めて可能になったこと
 これまで、留学前に日本で参加したいくつかの企画を含め、天正遣欧使節に関する演奏会は、
日本人の視点によるものが大半で、音楽面での研究結果も日本人による著作のみを参考にしているものが多い印象でした。
しかし、日本人のみでは調べられる資料の範囲には、おのずと限界があります。
そこで従来の「天正遣欧使節と音楽」のイメージを一度取り払うことにしました。
これまではメインとして取り上げられることがほとんどなかったにも関わらず、
使節の行路において非常に重要なポルトガルや、カタロニア地方の作品を盛り込むことができたのは、
現地の資料に強いヨーロッパ人の協力を得て初めて可能になったことです。
あるいは、同じラテン語の歌詞であっても、歌われた地域によって発音を変えるといったことも積極的に行いました。
 
◆「弾き語り」の実践の重要性 
 私もジョアンも、いわゆる正規の声楽の教育を受けた、プロの歌手ではありません。
当日の演奏を聴いて、器楽が多いかと期待していた方々へはやや申し訳なかったのですが、
その予想とのギャップが、実は私たちの意図していたことでした。
楽器を弾きつつ同時に歌うということは、16世紀当時においては必須の実践で、
天正使節が帰国後の秀吉の前での演奏の記録が物語るように、これは彼らが受けた教育そのものでありました。
ですから、私たちは何ら特別なことをしていたわけではありません!
器楽と声楽が教育の現場で分化していなかった時代、音楽を学ぶということは何より歌うこと、
それから楽器を弾くことで、この両者の間に壁は全くないのです。
今後弾き語りが、単なる「キワモノ」的扱いではなく、積極的に実践の対象になることを願っています。

◆日本では珍しい楽器の紹介
 今回バーゼルから持参した弓奏楽器のビウエラ・ダ・アルコは、16世紀のイベリアとイタリアにおける花形楽器で、
しかもキリシタン時代に実際に日本にももたらされた事実があるほど、非常に重要な楽器でありながら、
どういうわけか日本ではほとんど弾き手がいない状態です。
ですので、ある程度知名度があるビウエラ・ダ・マーノの方よりも、こちらをもっと知ってもらおうと努力しました。
その際、ビウエラ・ダ・アルコを「ヴィオラ・ダ・ガンバの前身楽器」という説明は、
奏法上の制約を招くためこれも注意して避けました。
むしろ、当時の流儀に従ってリュート風に楽器を斜めに構えたり、あるいは台の上に置いて立って弾いたりして、
構え方による音色の違いを楽しんでいただけるようにしました。
 また楽器に魂柱がないと知って、それでも非常に音が通るのでびっくりしたという意見を頂戴しましたが、
実はこの時代の弓奏楽器には、基本的に魂柱がありません。
弦楽器の基本に立ち戻り、ボディは木を刳り抜いただけ、弦はガットのみという、
いたってシンプルなつくりの楽器でも、十分表現力を持つということを感じていただけたかと思います。
また、鍵盤楽器に関しては、オルガンの4フィートの音域(通常よりも高い音域)を積極的に使い、
男声の伴奏に用いることをしました。

◆「ルネサンス音楽」のイメージの問い直し 
 これは今回の公演に限らず、私が漠然と抱いてきたテーマですが、
実は曲間の解説において、「ルネサンス音楽」という表現は極力避けました。
天正使節が見聞きした音楽は、16世紀後半の、ある限られた時期にイベリアとイタリアで演奏されていた、
生の音楽であったわけで、現代の我々から見た「ルネサンス音楽」という名前で一括できるものでは到底ありません。
ざっと挙げても、ポルトガルやスペインのビリャンシーコ、
宗教劇で歌われたエンサラーダ、ラテン語による荘厳な宗教曲、
社交の場で踊られた舞曲、目まぐるしい技巧を施した鍵盤曲、
町中で歓迎の意を込めて鳴り響いたファンファーレに至るまで、
16世紀という時代の音楽が、いかにバラエティに富んでいたかを、
天正使節の目と耳を通して皆さんにお伝えしたかったのです。
彼らの頭の中には、「素朴で、耳に心地よいルネサンスの音楽」とは決してうつらなかったはずで、
各地で見聞きした様々な音楽を、そのたびに新鮮な感動をもって受け止めたことでしょう。
これらを現代の皆さんに音として届けるためには、単に古い音楽でなく、
常にアクティヴでスリリングな音楽として鳴り響くようになくてはならないと、切に思います。
 
 ルネサンス音楽は、その演奏がはじまる以前に、イメージ先行のところがあり、
とりわけバロック以後の音楽との対比で語られると、その内容が一面的になったり、
ときによっては恣意的に歪曲されてしまう傾向にあります(そして、
よく見られる「中世・ルネサンス音楽」というネーミングにも、私自身は抵抗を感じます)。
後世の人々がつけたジャンル分けからくる印象に引きずられないで、
今この場所で、鳴り響いている音楽の新鮮さが重要・・そのことをいかに自然体で実現するかが、
こうした音楽を演奏する者にとって永遠のテーマでありつづけるでしょう。
  1. 2016/11/26(土) 18:04:48|
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演奏会のお知らせ

明日(もう今日になってしまいましたが)京都芸大の私が昔作ったフォルテピアノのメンテナンスその他で
京都に行くのですが、もう一つブログ書かせていただきます。

今年も恒例の、西垣さんの演奏会が 京都と高松であります。

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2016 nisigaki-2

京都はいつもの、京都文化博物館 別館ホール 12月17日の土曜日 午後7時開演です。
料金は3000円

今年は、朗読の方に参加していただいたり、ボレロでダンスを踊ってもらいます。
ダンサーはまだ中学生ですが、イギリスでの世界大会などにも出場している名手です。

そして、そのボレロを演奏していただくのが、野村隆哉先生に還元熱処理していただいた材料で
今年私が作った、ギターを使用していただく予定です。
8月に神戸でお披露目されましたが、私は他の演奏会で聞くことが出来ませんでした。
京都でどのように鳴ってくれるのか、楽しみです。

高松は12月24日です。詳しい事はまたお伝えさせていただきます。

それと、西垣さんが楽譜を送ってくださいました。
西垣さんが弾いてられる、ドビュッシーとラヴェルの楽譜です。

とても私が弾けるような編曲ではありませんが、亜麻色の髪の乙女の冒頭位は
弾いてみたいと思っています。

西垣さんで無ければ聞くことが出来ない音楽が聞けます。
どうぞ、皆さんお運びください。




  1. 2016/11/08(火) 00:58:45|
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音楽会以外の近況

10月は民生委員として、赤い羽根募金のジュニアボランティアのお手伝いをしましたが、
11月6日は昨日までと違って、民生委員、自治会長のお仕事で、地元のイベントお手伝いです。

篠山は山の芋の名産地です。その山の芋の蔓を集めて大きな塊にして、一斉に燃やすという炎の祭りです。
昨日は深夜12時前に名古屋から帰って来て、今日は朝7時半から準備です。

写真で分かるようにスタッフはほとんど私より年上の方ばかりです。

地元の活性化の為のイベントで、私はバザーの担当。

おでん、お好み焼き、フライドポテト、山の芋、焼き鳥、あまごの塩焼き、とろろ汁、
小学生が作ったお米、など色んな物が売られています。

前日までと違って、今日は風が強く、テントや箱や色んな時間が飛びます。準備は風対策も結構大変でした。
まずテントが飛ばないよう、近くの農協さんの倉庫から沢山のパレット(フォークリフトで運ぶための大きな木箱)
を借りてきて、とりあえずテントが飛ばないようにしました。
9時半には準備がほぼ出来上がりましたが、開始は111時半です。

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コンロの火も風で消えますし。こんな時は私の出番です。
ダンボールやあるものを使って何とか、コンロの火が消えないようにしました。
「さすがやな」と言ってくれた人もいました。

でも、開始時間前ですが、だんだんとお客さんも来てくれました。

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前回のボランティアは中学生でした。今回はボランティアとは違いますが町おこしの為にやってみようと、集まった人です。

ほとんどの方が私より年上ですが、皆さん明るく、元気でユーモアもある方ばかりでした。

結局、自分たちが用意した物を自分たちで買って食べたり、飲んだりしてしまっている人たちです。

ほとんど1日が潰れてしまいますが、みんな良い人ばかりなので、結構楽しく出来ました。

でも、前日までと違って今日は1日中風もきつく、また時折突風が吹くと色んなものが飛びます。
それを拾ったり、倒れたものを元に戻したりと、結構体も使ったのですが、基本はバザーで山の芋や、ビール、酒
の販売なので椅子に座ってじっとしていましたので、寒さがこたえました。私でも。

私よりはるかに年配の方はもっと体にこたえているのでは?と思います。

同い年ですが、友人は「体の調子はどう?」と聞くと、「毎日病院通いや」との返事。
その彼が、ずっと焼き鳥の準備や、あまごの塩焼きをやっているのです。寒い風の中で。

都会では、考えられない事です。それほど、地元の行事を大切にしているのでしょう。

小学生も 声を大きくして、自分達のお米を売っていました。

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そしていよいよメインイベントの山の芋の蔓の点火です。

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ちょうど私の家が炎の向こうに見えます。

終わってからの片付けも、何十人といるスタッフもだんだん帰り、最期の責任者の方達
6人ぐらいになってしまいました。私は責任者ではないのですが、まだ仕事が残っているのに
帰れない性格なので、いつも最期まで作業を手伝ってしまいます。

次の日、今日も朝から、昨日使ったテントを物置に運んで、ついでに自治会が持っている壊れた草刈り機
2台を修理して、ついでに物置を整理しました。

11月末には、今年4度目の自治会の草刈があります。
前回、鎌があまり切れなかったので、40本ほどの鎌を全部研ぎなおしました。
草刈の前には、終わってから飲んでもらう、飲み物を買いに行ったり、軍手も買いに行ったりしています。

それでも、顔を見るたび、文句を言う方がいるのです。「前の自治会長は良くやっていた、あんたも
毎日自治会の仕事をしなさい」と、言う人が。

年間、360日は朝から夜中1時2時まで仕事をしているのに、そんな事は出来ませんよね。
歳の順番で回ってきただけの自治会長ですから。
  1. 2016/11/08(火) 00:42:12|
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坂本さん達のコンサートツアーが終わりました。

坂本さん達のツアー、私が担当する演奏会は、5日の名古屋で終わりました。
坂本さん達の演奏と言うか歌については、前回のブログで書かせていただいたとおりです。

宮崎の演奏会のあと、宮崎で同じ旅館に泊まり、次の日は私の車にオルガン、チェンバロ
演奏者とマネージャー役の坂本さんの奥さん、そして沢山の荷物を車に積んで、天草まで、
4時間の旅。

車でも音楽の話、そして最も話題になったのが、当時のオルガン。

日本に入ってきたのは、もう少し音域は狭くて、ストップ数の多いオルガンだった可能性について、
話が盛り上がりました。

奈良公演の会場のオーナーの叔父さん、中西光彦さんが作ってられたようなバルダキンオルガン
(天蓋付きのオルガン)だったかもしれません。
日本で作られたオルガンがどうだったかは分かりませんが。

今回のツアーで、心配していた事、オルガンのピッチとチェンバロのピッチ。
奈良は気温が搬入した時には、17度でした。

調律は天草のときのままですから、オルガンの中央部分は412 低音だと 411
チェンバロは、同じく中央部分は418低音は 419 でした。

なんとかリハーサル開始時には、チェンバロ417 オルガン 415 まで持ってきました。

オルガンについては、最初ジョアンさんから、8’4’で出来ないかと言われていましたが、
製作期間と演奏会での調律のことを考えて、4’ゲダクト(閉菅)にさせていただきました。

これで正解だったようです。もう1本パイプが増えると2倍以上の調律時間になりますから。

8’1本で音楽が作れるようなパイプは難しいので、8’で作ると4’が必要になってきます。

4’だと一本でいけると思っていました。天草の経験もありますし。

そして、音量的にはまた音色的にも正解だったと思います。

それにしても、今回のツアーはいつに無く忙しかったです。

いつもは、チェンバロ一台の調律で、調律が終わればリハ中は少し時間が空きます。
ブログの原稿を書いたり出来ていました。

でも、今回は リハ用のオルガンとチェンバロの調律、リハ中もオルガンのフイゴ手としてリハ中は離れられません。
そして、リハが終われば調律、オルガンとチェンバロのピッチをいくつにするか、少し悩んで調律をします。
と結構忙しかったのですが、なんとか出来ていたように思います。

最期に名古屋でのリハ中の ジョアンさんです。

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今回のツアーで、ただ素晴らしい音楽に接する事が出来ただけでなく、遣欧少年使節のこと、
当時の音楽について、多くのことが学べました。

坂本さんとジョアンさんに感謝です。


  1. 2016/11/07(月) 23:54:16|
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坂本さん達のコンサートツアー

明日、名古屋で私が楽器を提供する演奏会は終わりますが、昨日 奈良での演奏会までの
報告です。

まず、10月27日の堺での演奏会です。

リハ中の写真です。

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まず、最初に第一声を聞いた時が、衝撃でした。
驚愕というか、驚きでした。今まで聞いたことが無い音楽なのです。

ただ単に、器楽奏者が楽器を弾きながら歌を歌うと言うレベルではないのです。

坂本さんの歌は昨年のコンサートでアンコールに、リュートパートを弾くだけでも難しい曲を
それも装飾まで入れて、歌ったのを聞いています。

でも、今回は7割くらい歌いながら演奏しているのです。

声楽専門の演奏家も数多く聞いてきましたが、声楽専門の方の歌とは違うものを
感じました。

それは、坂本さんは リュート属、今回はヴィウエラ ・ダ・ マーノ(堺、奈良ではリュートも使いましたが)
とヴィオラ・ダ・ガンバ属、今回はヴィウエラ・ダ・アルコを演奏されます。

旋律楽器のガンバ属と、和声楽器でもあるリュート属両方を演奏する器楽奏者でなければ
歌えない、リズムであったり和声感で歌われるのです。

リュート奏者の打楽器奏者に匹敵するリズム感のよさ、リズムの切れは声楽専門の方には
なかなか出せないのでは?と感じました。

鍵盤奏者のジョアンさんも同じように、チェンバロとオルガンを弾きます。
それもどちらも見事に。

強弱の付かないチェンバロはリズム、間 と言った事が非常に重要に思います。
また、オルガンも強弱の付かない楽器で音の長さで音楽を作ることが重要になって来ます。

それらがすべて、歌に反映されていて見事な歌を聞かせてくれると思いました。

更に、今回は二人が2年以上にわたって調べたことが、今回のプログラムに良く現れています。
私などは、日本語に訳されたものか英語に訳されたものを読む程度ですが、彼らは直接原語で
それも、昔のファクシミリなど現物で読む事が出来ます。頭の良い二人が調べに調べているのですから、
話も良く分かります。

堺で運搬や組み立てを手伝ってくれた若い友人は普段古楽などには接していない人ですが、
坂本さんの話は非常に良く分かった。きっちりと調べて、全ての事が頭に入っているからでしょうね?
と言ってましたが、そのとおりだと思いました。

それは、発音にも現れています。

今回は、スペイン語イタリア語ラテン語ポルトガル語それらの混じった原語も歌っています。

もちろん、意味も分かっていますので、またその歌の背景も。

どの歌も日本語の対訳が付いているので、意味は分かります。

特に、2曲目のポルトガルのビリヤンシーコは遣欧少年使節が聞いたかもしれないと言う
事は私には重要でなく、この曲を遣欧少年使節の多感な少年が聞いたらどう感じるだろうかと、
いう思いにはせて歌っているように感じました。非常に悲しい歌です。
タイトルは、「私が育った土地」
遣欧少年使節は約2年の月日をかけてヨーロッパに渡りました。
そこで、自分が生まれ育った日本を思いながら聞いたのでは、そして歌ったのかもしれない
と感じさせる二人の歌でした。

堺はオルガンが出来て3日目、チェンバロはジャックを1列すべて入れ替えて、爪をカラスの羽に変えました。
今回の演奏会のために。

それなので、オルガンも音のバランスも完全ではなく、チェンバロもカラスの羽根は自然素材なので
弾いていると、だんだん強くなってくる羽根や弱くなってくる羽根があります。

原因の一つは、デルリンの爪に比べて摩擦が大きいので、弦によって引き出されることや、
削った断面から乾燥して硬くなってくるのでは?(これは、、宮崎でチェンバロを作っている
桑田さんのお考えです。今回の宮崎の公演を引き受けてくださった方です)

ですので、堺では鍵盤奏者のジョアンさんには迷惑をかけてしまいました。
その後も何度かリハーサル中や本番で爪は削り直させていただきました。

楽器自体は気に入ってくれていたようですが。

堺は伝統工芸館の展示室でのコンサートでした。
天井も低く空間も小さい所でしたので、お客さんが入るまでは
44パーセントの湿度が68パーセントまで上がりました。
温度は4度上がりました。

ご存知のように、チェンバロは温度、湿度が上がるとピッチは下がります。
それに比べて、オルガンは温度が上がるとピッチは上がります。
管の中の空気が振動しているので、管の中の空気の密度によって
音程が決まってくるからです。

最初は、オルガンを413 チェンバロを415にしていたのですがそれでも
間に合いませんでした。最初からあまり差をつけると音楽界の初めの音程が
おかしくなるので、この程度の差で始めました。


次に、宮崎です。

宮崎は遣欧少年使節の伊藤マンショの出身地です。
今回の演奏会は、友人のチェンバロ製作をしている桑田さんが
引き受けてくれました。彼がいなかったら実現できていませんでした。

会場は個人のホールで古楽用に作られたホールでとても響きの良いホールです。
壁も珪藻土が使われているので、湿度もほぼ一定です。

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もうすでに、フェイスブックなどでお知らせさせていただきましたが、宮崎県知事さんも出席され、
演奏会が終わってからも音楽の話で盛り上がっていました。

次の演奏会、天草では私が作ったコレジヨ館所蔵の竹のパイプのパイプオルガンとイタリアンヴァージナルも
演奏してくださいました。とても気に入ってくれていたようです。

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昨日の奈良は響きの良い会場との話を聞いていましたが、本当に素晴らしい響きの会場でした。
特に、ヴィウエラ・ダ・アルコがよく鳴って、バランスを取るのに少し押さえてもらう必要があったくらいです。
アルコは魂柱も立っていないので、普通の会場では小さな音なのですが。

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坂本さんのお父さん(坂本利文さん)も堺ではチェンバロがあまり聞こえてこなかったけど、
ここではとても良く聞こえた、と言われていました。
会場で楽器の響きがこんなに違う事を今まで経験していませんでした。

良い経験でした。

では、明日(今日になってしまいましたが)また素晴らしい演奏が聞けるので、
それも一番近くで聞けるのですから。

言い忘れていましたが、私はフイゴ奏者として、舞台に出ています。



  1. 2016/11/05(土) 00:54:14|
  2. ギター
  3. | コメント:2

素晴らしい演奏会その?  そして近況

もう11月になってしまいました。

10月はブログの更新が一回だけでした。

オルガンも、やっと出来ました。ツアーには間に合いました。

と言う事で、今回は 10月の演奏会の報告などです。

10月1日の家具工房でのヴィバルディ は奈良に行く前にリハ用の
調律を済ませ、奈良の発表会が終わる少し前に帰らせていただいて、
篠山に戻り、本番前の調律をやりました。

ヴィバルディが好きな木工家とヴィバルディの好きな音楽家の競演で
お客さんも満員でした。木工家が好きだと言う、ギボンズのヴァージナル曲が
最初に演奏されましたが。

奈良の坂本さんの生徒さんの発表会といってもすでに
プロとして、プロ並みの演奏会をやっている人も沢山出演するのですが、
お客さんがもう少し入って欲しかったです。でないと、もったいない演奏でした。

10月15日は昔からの友人達のリコーダーやガンバの演奏です。
いつも初期バロックの曲は必ず入れてくれているのですが、この
レパートリーが私には嬉しい事です。

今年はシャインでした。
ルネサンスの香りが残っている、初期バロックの曲は分かり易く、演奏もそう難しくないので、
もっと演奏されたら良いな、と思っています。

そして、いよいよ10月22日の三和睦子さんの演奏会です。

私が5年前に作ったチェンバロが使われました。

2016 11- 1
2016 11- 1

いつみても綺麗な楽器で良い楽器です。

ホールはこんな感じでした。

2016 11- 1

ステージが結構高くて、チェンバロには不利なホールでした。

でも、演奏は三和さんですから素晴らしい演奏でした。
これだけ、演奏家が表現したい事が伝わってくる演奏家は少ないと思います。
それは、技術の裏づけと、膨大な勉強の成果だと思います。

そして、終わってから沢山の方がステージに上がってこられて、チェンバロを見て下さいました。
お客さんのほとんどの方が見に来られました。チェンバロに興味を持ってくれたようで、嬉しい事でした。

その中に、直ぐ近くの天文台で仕事をされている、天文学者の方もいらっしゃいました。
おまけに、現在ガンバ協会の理事もされていると言う事でした。

近況です。

毎年の事ですが、この時期の民生委員のお仕事、共同募金です。

2016 11- 1

昨年は、他の事業に参加できないので、39度の熱の中うっかり薄着で参加しました。

今年は、体調も普通でしたが、着込んで募金活動をしました。

こんな事もなければ、中学生と長時間触れ合う事も無いのですが、
ボランティアに参加する子供達ですので、皆良い子ばかりで
時間はもったいないのですが、気分良く募金活動が出来ました。

次回はいよいよ 坂本龍右さんたちの演奏会ツアーのお話です。





  1. 2016/11/04(金) 23:17:06|
  2. ギター
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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