古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

ギター展示会 お知らせその3 その他


① 前回お知らせさせていただいていた、八女の展示会のチラシが来ました。

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展示会場での出展ギターの聴き比べ、バンブーギターコンサートは入場無料です。
八女市民会館での コンサートは 有料です。


② 大阪 南港でのギターフェスティバルは 全て無料です。



③ ガンバフェスタのお知らせ

日が迫っていますが、9月14日(日)に 大阪中之島の 大阪市立公会堂で ガンバ フェスタが行われます。
ギターではありませんが、ギター奏者にとって一番身近な,擦弦楽器です。

参加者コンサートや,楽器の展示は無料ですので,興味のある方はどうぞ,いらしてください。
私は,相変わらず,楽器の調整や楽器の展示です。



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④ ミクシィ に入りました。

 だいぶ遅い,ミクシィデビューですが、ギターの展示会やお知らせをさせていただこうと
入会しました。

ギターだけでもいくつかのコミュがあります。

私は 「クラシックギター」 「ギター製作」『ヴァイオラ・ダ・ガンバ」そして「多弦ギター 無限大」
のコミュに入りました。

コミュが作成されたころは、沢山トピックも上がっていたようですが、最近は少なくなっているようで、
ちょうど良かったのかもしれません。

多弦ギターのコミュに入るため、1年ぶりくらいに 10弦ギターを弾きました。
以前バッハの998番のプレリュードを弾きましたが,今回は10コースのルネサンスリュートの曲も
弾くことができることを、お知らせしたく、ロベール・バラール の アンジェリカ を弾いています。
沢山ある、バラールの曲の中で、一番好きな、アンジェリカです。

例によって,ほとんど練習もしていないのですが、リュートに比べて、
3度低いだけでかなり曲の雰囲気が変わります。

https://www.youtube.com/watch?v=yYgzbZY53o4


製作編 の工具は準備を進めています。
少しお待ち下さい。









  1. 2014/08/30(土) 23:58:09|
  2. ギター
  3. | コメント:0

ギター展示会のお知らせ その2

そろそろ、日が迫ってきたので、6月に案内させていただいた展示会の詳しい情報、HP などの案内です

① 9月20日(土)21日(日)
  と 「ギターフェスタ2014 in 八女」が行われます。
 20日は10時から16時が展示。
 21日は10時から15時30分まで展示,その後17時まで
 プロによる演奏会です。
 
場所は:福岡県八女市本町537-2
 八女文化会館 です。

久留米で竹のギターを作ってられる、中山さんたちが中心になって展示会が開かれます。

関西からも製作家が参加、昨年以上に展示作品も増え、盛り上がりそう,と言うことです。
詳しいチラシなどはまだのようです。


② クラッシックギターフェスタ in 南港 ATC
 前回の案内ではこのタイトルでしたが、

第3回「クラシックギターフェスタ 2014」 in 南港 ATC が今回のタイトルです。
 
10月18日(土)19日(日)時間は11時から17時まで展示です。

大阪の南港ATC ITM棟で行われます。
展示だけでなく演奏会もあります。

詳しいHPも作られました。

http://guitar-festa.tbs.osaka.jp/index.html

17名の製作家が参加します。
関東方面からも参加してくれています。

楽器店でもなかなか見ることの出来ない、製作家の楽器も
見ることが出来ます。
もちろん、展示は無料ですので、どうぞ興味のある方は
どうぞ、お出かけ下さい。



  1. 2014/08/19(火) 18:34:55|
  2. ギター
  3. | コメント:0

製作編 2 材料

講習会で作らせていただいた原稿がありますので、材料編もアップさせていただきます。

材料について

ギターを作るには、どんな材料が必要でしょうか?
このブログを読んでいただいている、皆さんは既に、ギターは弾いてられると思います。
ですので、だいたいどのような材料が必要かお分かりだと思います。
そこで、主な材料とその入手先などを書かせていただきます。

1)表板(表面板)

① ドイツ松 
一般的に楽器製作の人たちは、ドイツ松と呼んでいますが、ドイツトウヒ、
ドイツ(ジャーマン)スプルースとかヨーロピアンスプルースとも呼んでいます。
昔はドイツに沢山ありました。いわゆる黒い森と呼ばれる、シュバルツ・ヴァルトの木です。
最近はドイツ以外の国のものが日本に入ってきています。
ヴァイオリン属の表板や、本来のピアノの響板も同じドイツ松が使われています。
軽く、粘りがあって、ヤング係数も高く、西洋音楽に不可欠な減衰の長い音が作ることが可能です。
ヨーロッパの材料屋さんは、楽器の表板に使う木は、すべてスプルースと呼んでいる人もいます。
後で、書くホワイトスプルースとは違いますので。

② エンゲルマン・スプルース
ドイツ松より軽く、木目も細かく綺麗な材料。
ドイツ松より入手しやすい。

③ シトカ・スプルース
ドイツ松に比べて、少し重く、色も少し濃い。
強度はあるので、使い方次第では良い材料になります。

④ アラスカ・スプルース(ホワイト・スプルース)
建材やパルプの材料としても使われます。高級なギターではあまり使っていないが、
量産のギターやピアノでは使っています。

⑤ エゾ松
最近では入手しにくくなりましたが、製品になると,ドイツ松と見分けがつかないほど、
よく似ている木があります。価格がドイツ松に比べてかなり安い。
立ち上がりは早いのですが、減衰も早く、ヤング係数もドイツ松などに比べて小さくなります。

⑥ ウエスタン・レッド・セダー
ラミレス3世が使い始めて、一般的に使われるようになりました。
それまで使われていたのが、ドイツ松、松ということだったので、それに対して
杉、米杉と呼ばれていますが、ヒノキ科の木です。日本の杉とは全然別の木です。

⑦ その他の材料
レッド・ウッドも使われます。ホセ・オリベさんが使っています。レッド・スプルースと呼ばれる木も、
フレタ、サントスさん達が使っているようです。
私は、ガンバも、チェンバロも、リュートも、ギターも、フィーデルも、レベックも、フォルテピアノも、
ヴァイオリンも、チェロもドイツ松しか使っていません。
それが、私の作りたい音が作れるからです。


2)裏板、横板

① ローズウッド

a)インデアンローズ
よくギターに使われている、材料で一般的な材料です。
安定していて、暴れることが少なく、仕事もしやすい材です。
音も、値段が安いからハカランダに劣る、というではなくインディアンローズ
の音が好きな製作家はハウザーさんのように、この材が好きだから、
使っている製作家も多いと思います。私もほとんどインディアン・ローズを使っています。

b)ハカランダ
木材関係の方は、ジャカランダと言っているようです。
最近は、中南米ローズと表記することが多くなりました。
ワシントン条約の関係で、輸入できなくなりましたが、
ワシントン条約以前に輸入した材が流通することもありますが結構高値で取引されています。
それでも、ハカランダを使う製作家も多いのですが、ハカランダ信仰というのがあるように思います。

c) マダカスカル・ローズウッド
ハカランダが手に入りにくいということで、ハカランダの代用として使っている人もいるようです。
ハカランダに比べて、暴れることも少なく、安定した材料で木目の美しいので、代用ということでなく、
使っている人もいます。価格も、ハカランダに比べてかなり安いです。

d)その他
ココボロ-- 個体差があるがハカランダに似た木目の木もあり、
密度もあるので使っている人もいます。
他に、ソノケリン、ジリコテ、ウエンジ、など言った以前は使われなかった、
新しい材料も材料屋さんには登場しています。
アコースティックギターでは、マホガニーやウオールナットなど言った、材料も使われますが、
クラシックギターでも使っても良いように思います。
重い音や、輪郭のはっきりした音ではなく、
響きや柔らかい音の楽器をつくろうとしている人には良い材料かもしれません。

楓 
ヨーロッパの比較的柔らかい楓、ヴァイオリンや、チェロでは当たり前の材料です。
軽くて、強度もありますので、楽器本体がよく鳴る楽器を作りたい時に、使うと良いと思います。
私は,ガンバやヴァイオリンも作りますので、ヨーロッパの楓は沢山持っていますので、
何台か作りましたが、一般的なモダンスペインギター的な音ではなく、弦楽器という音になるようです。

ヨーロッパの楓に比べて、固くて重いのが、日本の楓です。
ヤング係数も落ちますので、音の伸びとか膨らみはないかもしれませんが、
はっきりした音の楽器ができると思います。
日本の楓に近いのが、カナダや中国のハードメープルです。
カナダのハードメープルはボーリング場のレーンで使っています。
昔の文献を見ると、同じ楓でも、中国の楓は固くて、重いので楽器には使わないように、
との文章があります。
今の時代から見ると、そんなにヨーロッパと中国は縁があったのか?と思われるかもしれませんが、
大きな鍵盤楽器でも、ヨーロッパで作って、中国で漆を塗って、またヨーロッパに運んだことをよくやっていました。
ですので、ついでに沢山ある、中国の楓を使おうという人がいても、不思議ではありません。
でも使った結果は良くなかったのでしょう。

擦弦楽器のような音の伸びの必要な楽器ではなく、ギターだと硬い楓は有効だと私は思います。
極端に違う、ローズ系と楓系の中間の材料かもしれません。

3)ネック材
これは、一般的に使われているセドロ、マホガニーが良いようです。
仕事のしやすいさは、セドロですが,逆目のあるマホガニーも仕事はしにくいですが仕上がった時は、美しいです。
個体差が非常にあって、特に比重はかなり差があります。
自分が作りたい音を出せる、材質を選ぶことが出来ます。

4) 指板

これは、黒檀が一般的で,手に入りにくい場合は縞黒檀やローズウッドを使っていますが、
特に手に入りにくいと言うわけでもないので、黒檀を使うことをお勧めします。
材料によって,木目が逆目になっていたり、節のようなものがあるととても削りにくいので、
なるべく、素直な材料を選ぶと良いと思います。

5) 駒、ナットなどその他

駒も,ローズや、いやローズでなくハカランダを使いたい、と色んな考えはあると思いますが、
ほとんど、ローズかハカランダです。まれに、楓とか黒檀(楓はリュートも作る製作家に、
黒檀は19世紀ギターを作る製作家が使っているようです)

ナットや、駒の骨棒は 牛骨か象牙を使っています。音も少しは違うので、
自分が作りたい音に近いものを使ってください。

材料については、私のこのブログの最初にかなり詳しく,私の考えを書かせていただきましたので、
興味のある方はそちらもご覧下さい。


6) 入手先

最近だとネットで調べると,小さなお店もあるようですが、ほとんどの材料が揃って便利な会社は
『大和マーク』さんです。

ロゼッタから糸巻き,表板や,裏板フレットまで,私もよく利用させていただいています。
アマチュアの方にも、販売してくださるようです。

そして、アメリカですが,ネットでも検索できますし,カタログも送ってくれます。

『 Stewart-Macdonald』 さんです。材料もありますが、工具や道具も山のようにあります。
値段も比較的良心的です。

あと木材に関しては、兵庫県小野市にある『ダイキン』さんです。
唐木のダイキン ということですので、ローズ系統,黒檀,楓などは手に入りますし、
値段も安くしてくれているようです。

私が紹介させていただいた,西川栄明さんの 『樹種事典』にも、入手先は載っています。

このブログを読んでいただいている皆さんは、ネットの検索も自在でしょうから、
昔に比べると,材料の入手は楽になっていると思います。


では、次回は工具、道具編です。
  1. 2014/08/14(木) 14:52:42|
  2. ギター
  3. | コメント:0

製作編 1 図面 テンプレート

今月は日本ヴィオラ・ダ・ガンバ協会の夏期講習会があって、
メンテナンスで参加していました。

今年は40周年ということで、メンテナンスはギター製作家でヴァイオラ・ダ・ガンバやその他の
古楽器を作っている、石井栄さんと二人でした。

同じ部屋で4日間、仕事をするだけでなく、同じ部屋で宿泊していましたので、
楽器つくりの話,修理の話など普段あまりゆっくり話すことのない、
色んな話が出来ました。

私も35年ほど製作の仕事だけでやってきましたし、石井さんも長年プロでやってこられましたから、
貴重な話も出来ました。
そして、時間の余裕が出来た時にこのブログの原稿を作っていました。

ということで、本題の図面作りの話です。


一般的な、製作ブログや製作の本を見せていただくと、あまり詳しくは書かれていないようです。

モダンスペインギターの図面は、現代ギター社やルイ・コートナルさんの本
その他、原寸大の図面も手に入りやすくなりました。
いろんな製作家の図面や、資料も手に入ります。

既にギターを何台か作られている方は、
手に入る名工の楽器の図面を基に自分なりに工夫して作ってられると思います。

それは、名工の作った名器のような素晴らしい楽器を、
自分の手で作りたいという欲求だったからかもしれません。

でも、このブログでは今までになかったような、音楽的な表現のできるギターを、
みなさんに作っていただきたいと思っているのです。

それは、基音のはっきりしない、不純物の多い、低音の鳴らない(特に6弦)、
2弦3弦のハイポジションが鳴らない、ウルフが起きやすい、バランスの悪い、
遠達性のない、側鳴りがして弾いている人には、気持ちが良くても、聞いている人には伝わらない、
和音を弾いても濁ってしまうようなモダンギターではなく、
今ここに書かせていただいたような楽器と、正反対の楽器を作っていただきたいと。

でも、このような楽器はギター以外の楽器奏者や音楽家には、
「とても、綺麗な音のする楽器、こんな綺麗な音のギターは聞いたことがない」と言われるのですが、
ギターを弾いている人には、モダンスペインギターを弾きなれている人には、
気に入ってもらえないことが多いのです。

19世紀ギターを弾いてられる方、リュートを弾いてられる方には、すぐ気に入っていただくのですが。
そんなギターには、興味がないと言われる方は、製作法だけでも、見ていただければ、と思っています。

構造編で書かせていただいているように、一般的なモダンスペインギターに比べると、少し小型で、軽い楽器です。
ライニングや表板の削り方、横板、裏板の厚み、バスバーの配置など、モダンスペインギターとは大きく違います。
と細かなことを書いてしまいましたが、もっと大切なことを書かなくてはいけませんでした。

それは、音のイメージを持っていただくということです。

たまたま、以前から少しは気になっていた本が手に入り、読んでみると
ここで紹介させて頂くべきことが、書かれていました。

その本は 「僕らが作ったギターの名器」椎野秀聡 著です。

本のタイトル、とエレキギター、アコースティックギターを作ってきた人の本だったので、
今まで、読んでいませんでした。

ブックレビューでクラシックギターについても書かれているとのことで、読んでみました。
その中で、1970年頃に、クラシックギターの製作家を訪ねた、記事があります。
クラシックギターは彼の作る楽器ではないし、製作家を訪ねても直接のメリットはなさそうなのですが、
海外の名工を訪ねると,後々の仕事に役に立つと考えられたそうです。

その製作家は

ホセ・ラミレス3世、
エルナンデス・イ・アグアド
コンデ・エルマノス
マヌエル・G・コントレラス
アルカンヘル・フェルナンデス
ミゲル・シンプリシオ
ミゲル・ロドリゲス
ヘルマンハウザー2世
ロベールブーシェ
ホセ・ルビオ
ロマニリョス
という方々です。

そうそうたるメンバーです。

クラシックギターを作っている人でも、これだけの製作家と直接工房で会った人も、いないと思います。

そして、彼の感想です。

ブーシェさんや、ロマニさんの話で、ブーシェさんは彼の楽しみのために、ギター製作を始め、
ロマニさんは本格的なギターを買う金がなく、仕方なしにギターを製作し始めている。
彼らは天賦の才に恵まれた名人で、たまたま人生の途中からギター製作の道に入った、
例外と解釈すれば良いのだろうか?

でも、椎野さんはそうは考えない、彼らには、自身の内から、ほとばしり出るようにして、
あらかじめ「音」が在ったのだとと考えてられます。


楽器製作者にとって、最も本質で不可欠の要素、「己の求めるサウンド」が明確にあったからこそ、
二人は天賦の才を生かすことも可能だったのだろうと、考えてられます。


このこと、私の考える楽器製作と全く同じことです。

私は20歳前まで、絵を描いていました。

人にもよりますが、描くものが決まれば、その絵はほとんど出来たものだと、言っている人もいます。
私の場合は、7割くらい出来たという感じでしょうか。

楽器も同じで、作りたい音が明確にあれば、あとは、その音に近づく努力をするだけです。

幸い、私はいろんな楽器を演奏してきました。そして、どんな音が良いのか、
方向性は分かっていましたので、あとはそれに近づくようにするだけでした。
ですので、いろんな楽器を作れます。形は違っても、音楽を表現する道具なのですから。

皆さんにも、図面を書く前に、どんな音を求めているのか、はっきりしてから
書かれることをおすすめします。

でも、スペインの香りがするギターとか,いつまでも弾いていたいギター,と言うのでも良いのですが、
松村さんがよく言ってられたのですが、ブーシェ先生から,「カルテット」を聞きなさい チェロの音の太さ、
全体を支える音,歌うこと、そしてそれをギター作りに生かすこと。その他、ギターの音作りに関する話。
と言葉は違うかもしれませんが,このような事を話されていたと思います。
(松村さんの奥さんと先日会って、久しぶりに松村さんの話しをさせていただきました)

と言っても、具体的な図面はどうすればよいのか?
と言われそうですが、構造編で私の図面は色々公開させていただいています。
それらは、なぜ、このような構造になるのか、理由も上げさせていただいていますので、
一度目を通して頂ければ、と思います。

そこでおすすめは、弦長61センチ程度、重さ1キロくらい。横板1.3ミリ
裏板は1.8ミリくらい。ライニングは極力小さく、出来ればファンブレースはブリッジの下に通したい。
バランスをとるためにヘッドはなるべく小さく。と言う事くらいでしょうか。(身長170センチくらいまでの人なら)

どんな、音のイメージをお持ちですか?
そして、どんな図面を書かれますか?

次に少しだけテンプレートについて書かせていただきます。

楽器製作で,テンプレートは役立つ道具?です。
1台作るだけでも,作っておいたほうがよいと思います。

私は次のようなテンプレートを作っています。
(見難くてすみませんが)
材質は クリアーファイルのAー3 を使っています。

UNI_0014.jpg

材料にバスバーの位置などを示すテンプレートです。

UNI_0016.jpg

しっかりした,塩ビの板で、主に材料からの型取りに使っています。

よく2分の一と言うか半分だけのテンプレートも使われていますが、
原寸でフルサイズのほうが使い勝手が良いと思います。
そして、ヴァイオリンなどでよく言われているのですが、
楽器は左右対称ではないほうが,良い楽器が多いと言うこと。

そこで、珍しい ストラディバリのギターのテンプレートです。

UNI_0018.jpg

ストラッドくらいになると、この程度のテンプレートで充分なのでしょう。

このテンプレートを使って(多分)作ったギターです。


UNI_0019.jpg

ストラッドさんの他のテンプレートも半分のものはありません。

では、次回は材料です。

  1. 2014/08/14(木) 14:09:14|
  2. ギター
  3. | コメント:0

製作編 目次

やっと、ボチボチ製作編にかからせていただけそうです。

どのような内容になるのか、大体の目安としての目次を作らせていただきました。

コメントや質問をいただいて、変更になったり、横道に逸れるかもしれませんが、
大体このような内容を考えています。



1) 図面 テンプレートの製作

2) 材料の用意 入手先など

3) 道具、工具 作業環境など

4) 型枠作り

5) 楽器本体の製作

① 表面板
  a) 剥ぎ
  b) 厚み削り
  c) 切り抜き
  d) ロゼッタ
  e) バスバー

② 裏板
  a) 厚み削り
  b) アンダーバーの成型、接着

③ 横板
  a) 厚み削り 
  b) 曲げ
  c) エンドブロック
  d) ライニング

④ ネック
  a) への字の加工
  b) ヒールの接着、成型
  c) 糸倉の切り出し
  d) ヘッドの加工 糸巻き軸穴加工など

⑤ 組み立て
  a) 横板と表面板の接着
  b) 横板とネックの接着
  c) 裏板の接着

⑥ パフリング
  a) 前加工 溝など
  b) 接着
  c)仕上げ

⑦ 指板
  a) 幅、厚み加工
  b) フレットの脚溝切り
  c) 接着、仕上げ
  
⑧ 駒、サドル、ナット
  a) 駒加工
  b) 接着
  c) ナット
  d) サドル

⑨ 仕上げ (塗装前)
  a) フレット仕上げ
  b) 素地仕上げ
  c) 糸巻きの仮取り付け

⑩ 塗装
  a) ニスの種類
  b) はけ塗り、タンポ塗り
  c) バミス、フレンチポリッシュ

⑪ 最終仕上げ
  a) 糸巻き取りつけ
  b) 弦高の調整
  c)弦の取り付け (スーパーチップなどについても)



6) 完成、演奏

最初の音出し、演奏曲、弦の選定など。

このような内容で考えています。

次回は図面からです。




  1. 2014/08/03(日) 00:03:07|
  2. ギター
  3. | コメント:0

CABOTINさんのコメントをいただいて

いつも、CAOTINさんでなければ、いただけないコメントをいただいて、
ありがとうございます。

この小さなブログに寄せていただくような、情報ではないとは思っていますが、
ありがたく思っています。

パガニーニの銘盤などは、語学力がないのであまり理解できていませんが、
教会の写真とか、アパートの写真しっかり見せていただきました。
写真最初は見ることが出来ませんでした、お手間をかけていただいて見ることが出来ました。
ありがとうございます。

アルペジオーネのソロ版は、しっかりした仕事をされていることへの、
私のお礼です。

実は、私も チャイコフスキーさんは好きです。それにメンデルスゾーンさんも。
メン チャイとか軽く言われていた時代もありましたが、その人の色を感じることが
出来て好きです。

でも、日本人て、重いのが好きなようですね。

オーディオでも、重低音というのが当たり前のようですが、私のスピーカー作り
の先生が言ってられる、軽低音のほうが、音楽は良く理解できると思うのですが。

私の作っているギターがそうなんでしょうか?

あちこちのお宅にお邪魔すると、ミニコンポのような装置できいてられる方が多いようです。
その場合、直接床や棚板にスピーカーが置かれていて、低音がこもっている事がほとんどでした。

とりあえず、お箸を2本借りて、スピーカーの下に置くだけで、すっきりした低音になり、
音楽が聞きやすくなりなったことが沢山ありました。

これは立派なオーディオ装置できいてられる方も、低音のこもった音で聞いてられる方
が多かったですね。
スピーカースタンド、スパイクなどに神経を使ってられる方もいますが、もこもこした
重低音の高級オーディオ装置で聞いてられる方も結構いましたね。

話がオーディオに行ってしまいました。
国も違いますが、その人の色が感じられるということで、グラナドスなども好きです。

37,8年前に初めて作った、オーディオというかその当時はステレオですよね。
シングルのアンプに、糸ドライブのターンテーブル、パーチクルボード出作った
スピーカーでした。

初めて買った,LPがチャイコフスキーのピアノコンチェルトでした。
ステレオの力を見るために、大きな編成のものを聞きたいと思って買ったのですが。

CABOTINさま

また、貴重なコメント、アドバイスをよろしくお願いいたします。




  1. 2014/08/02(土) 23:14:28|
  2. ギター
  3. | コメント:1

プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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