古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

2年前に作った 竹のパイプオルガンの動画がアップされました。

今回は、ギターから離れますが、

2年前に 九州天草にある、コレジオ館から依頼されて作った、竹のパイプのパイプオルガン
の動画がアップされました。

22年前に開館された時も、遣欧少年使節が持ち帰った楽器の復元製作を頼まれて、
ヴァージナルやフィーデル、レベックと言った楽器を沢山作らせていただきましたが、
その時から、いずれは日本人が400年以上も前に作った、パイプオルガンの復元製作が
出来れば、と言う話はお聞きしていたのですが、やっと2年前、コレジオ館開館20周年
の年に、作ることが出来ました。

一般的には、また専門家の間でも、日本に最初にパイプオルガンが入ってきたのは
大正時代と言われていましたが、今からおよそ430年に2台ポルタティーフオルガンですが
入ってきています。一台は安土に一台は大友宗麟の元に。

その10年後くらいには日本人がパイプオルガンを作っているのです。
パイプは竹でした。

詳しいことは私のHPに書かせていただいています

http://www.eonet.ne.jp/~kogakkihirayama/sankou/sankou.html#pipe


いろんな人から、形はHP上で分かるけど、音が聞きたいという話がありましたので、
天草まで行ったいただくのは遠いので、(でも何人かは天草まで行かれたそうです)
今回、私のHPを作っていただいている、太田さんにお願いしてユーチューブにアップしていただきました。

手持ちのヴィデオで撮ったものですから、音も本来の違うと思いますが、
雰囲気は分かっていただけると思います。


復元 日本人が400年以上前に作った竹のパイプオルガン(1)
http://youtu.be/gzadgU7q8Jc

復元 日本人が400年以上前に作った竹のパイプオルガン(2)
http://youtu.be/QNokJyQ7cC0


(1)がオルガンソロで、(2)が歌と一緒に演奏しています。
(2)は私がふいごを動かしています。

興味のある方はどうぞご覧下さい。
  1. 2012/12/25(火) 10:19:28|
  2. その他
  3. | コメント:3

弦の張力と音について

今回、実は4年前に作った、第3号のギター(裏、横、ネック 楓材)も
弦の材質を、最初はナイロン、そしてイタリアアキュラ社のナイルガット、
最後にフロロカーボンに張替えました。

テンションも上がりましたが、楽器が本来の鳴りになった様に思います。

弦のテンションを上げると、どのような結果になるのか、ギター以外の楽器
も作っている私でなければ、分からないこともありますので、
皆様に知っておいていただこうと、この項を作りました。

ギターで弦のテンションを上げると、どういうことになるのか少し考えてみます。

① 強い力で弾いても、弦がびびったりしないので、逆に言うと、弦がびびらないので、
強い力で弾くことが出来るとも考えられます。大きな音が出せる利点がある。

② テンションを上げると、鳴らない楽器、鳴りにくい楽器も少しは鳴ってくる。

③ デメリットはテンションが上がると、振動しにくくなり、弱音での音楽作りが
難しくなる。弱音が出にくくなる。

④ 左手でしっかり押さえないといけない。
  (これは、フレットの近くを押さえていない、フレットとフレットの中央に近いところで
  弾いている人にとっては、音が出しやすいようです)

⑤ 振幅も小さくなるので、減衰が短くなる。

といったところでしょうか。

① の強い力で弾くことが出来ると言うことに関連して、強い力だけでなく、
弦を押さえ込んで弾く人で、よく弦がフレットに当たって、ビビッてしまうことがあります。
弦の振動を、指板に平行に振動するようにしてくれれば良いのですが、
いろんな演奏スタイルがありますから、多くの人が弾きやすい楽器のほうが良いでしょう。

メリットは生かして、デメリットを無くすようにすれば、一番良いと思います。

この点でも、私のような構造の楽器だと、デメリットは無くなります。

楽器が軽いので、弱音も出しやすいし、もともと減衰を長く設計しているので、
(表板の削り方ーーー中央部が厚く、周辺部が薄い、そしてバスバーがブリッジの下にあって
 大きい)
テンションが上がっても減衰の長さは充分に取れます。

ここまでは、よく分かっていることだと思いますが、ここからは私の経験で分かったことです。


同じ楽器だと、テンションを上げると側鳴りするようになる。

チェンバロだと、そんなに高いテンションの楽器はありません。
テンションを上げても大丈夫という構造にはなっていませんが、
初期のフォルテ・ピアノだとかなりテンションは高くなります。
(チェンバロの場合、一般的にはバロック期の楽器や古楽器で使う場合は、A=415でちょうど
平均律の ソ#の音と同じなので、鍵盤をひとつずらしてA=415にしています。
モダンピッチ A=440にするには、同じように鍵盤をずらして作っていますので、
調弦を半音も上げ下げすることはないのです。最近はやりのベルサイユピッチはほぼちょうど
1全音低いので、鍵盤を二つずらせばほぼ A=392のベルサイユピッチになります)

フォルテ・ピアノ 特にモーツアルトの頃の楽器は、かなりチェンバロに近く
小型ですが、チェンバロよりかなり太い弦を張っています。

そして、ピッチです。
昔はモーツアルトピッチは 420.4とか420前後だと言われていたように思います。
それから、423、424くらいがモーツアルトピッチとされたり、
最近ではA=428とか430くらいまで上がっているようです。

ソロの場合は良いのですが、他の楽器と合わせるときには、ピッチが問題となってきます。

バロック楽器の場合は、よく上げても A=417か418です。
このピッチにフォルテピアノを合わせると、特に高音の指向性がきつくなります。
ほとんど、チェンバロのように演奏者側には音は来なくて、すべて右前方に出ています。

それが、A=428か430まで上げると、演奏者側にも音が回ってきますし、
楽器の周りで聞いていみても、どの場所でも良く聞こえます。

フォルテピアノも、ベートーベンが使っていた頃の楽器になると、弦も高音弦では
3本になり、テンションも上がっているので、このような違いはほとんど分かりません。

ギターでも同じようなことが言えると思います。

19世紀ギターはほぼ 弦長が63センチで楽器も小型です。
19世紀ギターは一般的に、側鳴りせず、遠達性に優れています。

少し弦長が短いことも原因していると思います。
また、弦もそんなに太い弦を張らなくても鳴るので、テンションは低い楽器も
よく見かけます。

チェンバロの楽器としての出来不出来を見る場合は、なるべく鍵盤の位置から
響板に近いほうで音を聞くようにしています。
音に指向性があるので、音が来ない方向の鍵盤位置では、楽器の判断が出来ないからです。

ギターの場合も、演奏する位置でギターを聞きますが、特に高音は指向性が高いので、
少し表板側で聞こえるように、表板を傾けて、音を聞いたほうが良くわかる場合があります。

極端に高音と低音で演奏者に聞こえ方が違うと、演奏する側としては、自分で聞いている音で
音楽を作るでしょうから、まずいかもしれません。

最近、私のギターを見ていただいた、ギタリストの方の1949年のサントスエルナンデスは
19世紀ギターのように、自分で弾いている分にはあまりと言うかほとんど聞こえてきませんでした。
でも、ホールでは一番鳴っていたように思います。

楽屋とホールでの鳴り方の違う楽器も、使い勝手は悪いかもしれませんが、出来れば
両方鳴っていればよいわけで、そのような楽器を作りたいと思い、作っています。

その中でも、構造がほぼ同じだと、楓のギターは少し、演奏者には聞こえにくいようです。
その代わり、19世紀ギターのように、音に密度があります。

今まで、10台ほどのギターしか作っていませんが、楓のギターは、それまで19世紀ギターを
使っていたギタリストの方に。ローズウッドはのギターはモダンギターを使っていたギタリスト
の方の所に行っています。
ローズウッドのギターは、音が表に出る傾向が、楓のギターは内側に入る傾向があるようです。
ですから、ローズウッドのギターの場合は、密度のある音を作るようにしないと、いけないようです。

低音の響き、音量の問題もありますが、演奏者に聞いている人と同じように聞こえる、
ということで、19世紀ギターの延長線上のモダンギターを作りたいと思ったのです。

また、長くなりましたが、チェンバロのように演奏者に来る音と観客に行く音が
極端に違う楽器を作っていると、ギターだと工夫すれば何とかなりそうなので、
何とか解決したいと思って、色々考えて作っています。


分かっていただけましたでしょうか?





  1. 2012/12/20(木) 19:35:23|
  2. ギター
  3. | コメント:0

三和睦子さん チェンバロ公開レッスンのお知らせ

三和睦子さんの簡単なプロフィール


三和さんはベルギー ゲントで 20年近くチェンバロの先生をしてきて、
今はパリでオペラ座のチェンバリストとして、活躍中です。
ブルージュの古楽コンクールの公式伴奏者も10年以上されています。
レオンハルトなどを招聘している、アレグロミュージックの専属音楽家でもあります。

今、ヨーロッパで一番進んだチェンバリストに日本語でレッスンが受けられます。



場所: 宝塚ミュージックリサーチ   添付の地図のように、JR 宝塚駅の北すぐです。


img749.jpg

日時: 平成25年1月13日(日) 午後1時から 午後5時くらいまで
料金: 一人で受講 10000円 二人以上の場合 12000円
    それぞれ約1時間の受講時間です。
    
    聴講料 2000円

受講希望される方は ブログからメールで連絡いただけますでしょうか?

なかなか、三和さんのレッスンが日本で開けません。
お忙しい時期ですが、どなたかレッスンを受けたい方が
いらっしゃったら、連絡もよろしくお願いします。

他の方に10回習うのだったら、三和さんに1回習ったほうが、
よく身につくと、宣伝していますが、本当に充実したレッスンです。






  1. 2012/12/20(木) 14:20:04|
  2. その他
  3. | コメント:1

7月に作ったギターを少し改造しました。

7月、東京の方のために、2台作ったうちの1台、
3年ほど天日に干した表板の楽器を思い立って直ぐに、改造しました。

UNI_0012.jpg


この楽器です。(右側だったと思います)

糸巻きがペグなので、機械式糸巻きを使っている方には、扱いにくいことと、
響きが良い方向に変わりそうなので、機械式に替えました。


UNI_0064.jpg


UNI_0063.jpg


ヴィオラ・ダ・ガンバ では、頭のスクロール(頭部の渦巻き)をオープンスクロールと言って、
くり抜いています。
ヴァイオリン族はクローズスクロールと言って、くり抜いてはいません。100%。

でも、ガンバ族でもオープンスクロールにしていない楽器や、頭部に人の顔などを
彫刻している楽器も沢山あります。(最近の私のガンバはほとんど彫刻の楽器ばかりです)

これは、好みもありますが、オープンスクロールにしたほうが、音が軽く、響きも
軽くなります。

ガンバは、例えばバスガンバだと、3弦の太さがピラストロの弦では、1.15ミリくらいです。
イタリアのトロ社の弦では、1.16ミリから1.26ミリまで用意されていますが。
チェロの1弦 A線は トロ社でも、1.16ミリから1.20ミリです。

ガンバの場合、この3弦の上に 2弦 (0.94ミリくらい) 1弦 (0.72ミリくらい)
の細い弦を張って、鳴らさないといけませんから、軽く響く楽器で無いといけないのです。
と言うか、そのほうが細い弦に反応してくれます。

ギターでも、私はなるべくヘッドの形を小さくして、本体が軽く、
小さい事とバランスをとっています。

でも、今回ヘッドに機械式の糸巻きをつけることによって、
密度のある音に出来ないかと、考えました。

ヘッドが重くなっても、全体を軽く作っていますので、反応の鈍さなどはカバーできると
考えたのです。

結果、リュートのようだった楽器が、(リュートのように軽く弾いても音が出る楽器が)
軽く弾いても、楽器の軽さも手伝って、軽く鳴りますし、ギターのようにかなり力を
入れても、鳴ってくれる楽器になりました。
もちろん、音の密度も少し、増したように感じます。

こうなると、弦もリュートのように細いガット弦でなく、立ち上がりは悪くなるが、減衰の長い
テンションのきつい、フロロカーボンにしました。1弦 0.57ミリ、2弦 0.69ミリ
3弦 0.84ミリです。
低音弦もプロアルテのメディウムと6弦はハードテンションに。

弦高も12フレットで、1弦2.2ミリ6弦2.6ミリだったのを、それぞれ2.5ミリ
2.9ミリにしました。
ギターのように力をいれて弾くと、振動が大きくなるので、それに対処したわけです。
弦高を上げることによって、押さえた時のテンションもあがりますし。

その結果、非常にしっかりした音の楽器になりました。

弦のテンションを上げることのデメリットは、弱く弾く事が難しくなる、減衰が短くなる。
(音が大きくなりますが、普通はピークの音が大きくなりますが、減衰が早くなってしまいます)
ということが考えられますが、私の楽器はもともと、1kgくらいしかなく、反応の良い楽器で
表板も、構造的に減衰が長くなるように作っていますので、デメリットは感じません。

今までは、ギタリストの方でも、リュートも弾けるような、脱力やテクニックのある方には
弾きこなせる楽器だったと思いますが、普通に力で弾いている方にとっても、普通に弾ける楽器に
なった様に思います。

どのような楽器を作るか、作りたいか、イメージを持っていれば、
方法は自然と出てきます。

ちょうど絵を描いていて、何をどう描くか、描きたいかが決まれば、
ほぼその絵は完成しているのと、似ているように思います。

イメージとどんな楽器に仕上げたいかの意思が大切な事だと、
今回も思いました。





  1. 2012/12/17(月) 23:46:48|
  2. ギター
  3. | コメント:4

この時期のホールの湿度と楽器



今月 8,9日と、あまり普段一緒に演奏会をすることがない、
モダン楽器のオケとの演奏会がありました。

それも、学生オケとのコンサートです。
学校の講堂、といっても立派なホールです。

8日はリハなので、空調は点きませんでした。
温度は17度で湿度約40%です。40%を切ることもありましたが、
ほぼ一定でした。
チェンバロのピッチもほぼ安定していて、リハの終わる頃には、ほとんど
調律も狂っていませんでした。

9日は本番当日なので、朝から空調は入れていただいて、明かりも
本番明かりにしてもらっていましたが、モダンの演奏会に良くあるように
明かりを変えたり、スポットを当てたり、いろんな演出がありました。

その関係で、本番明かりも、なかなか決まらなかったのですが、
標準的な明かりで、保ってもらうようにお願いをしておきました。

朝9時くらいから、ホールが開くので、直ぐに明かり空調は入れてもらっていたのですが、
こちらが行った、9時半頃にはまだ、温度は19度くらい、湿度は35%くらいでした。

オケのピッチが、442なのですこし下がることを見越して、443にしておきました。

当日ゲネが始まる、少し前になって、明かりが更に明るくなりました。
聞くと、これが本番明かりだと言うことです。

温度は、ほぼ20度で湿度もあまり変わっていなかったのですが、照明が少し明るくなるだけで、
あっという間に、ピッチが440まで下がりました。
温度湿度は、ほとんど変わらずに、照明が少しきつくなっただけです。

あわてて、とりあえず443まで戻しました。
皆さんもご存知だと思うのですが、低かったピッチから上げると、
もとに戻る傾向がありますので、443の少し高めにしておきました。

それでも、ゲネが始まる頃には、442まで下がっていました。
ゲネが始まる頃には、22度の30%くらいでした。

ゲネの途中は、23度25%くらいで、ゲネが終わって、本番調律に入る頃は
24度の19%まで下がっていました。

121209_1414~01


そして、本番 休憩時間では17%まで下がっていました。
演奏会終わってから、見るとやはり17%です。

そうなると、楽器にも当然影響が出ます。
チェンバロを作って、お渡しする時にも、
「湿度が40%を切るようだと、加湿器などで
 湿度を上げてください」とお願いしているのですが、
40%どころではないのですから。

121209_1404~01


分かりにくいのですが、響板が少し、割れて開いています。
0.5ミリくらいが長さ40センチに渡って、3箇所開きました。

そして、もともと少し開いていた一箇所は下のようになりました。

121209_1404~02


響板はニスも塗っていないので、湿度の影響は受けやすいので、
湿度20%を切ると、必ず、割れて開いてきます。

3箇所くらいだと、ほとんど音に影響はありませんので、
あわてることはないのですが、2日、3日と続くと割れがそのまま、
定着しますので、気をつける必要があります。

この割れも、湿度が30%くらいになると、元に戻ります。

逆に、この割れを塞いでしまうと、湿度が80%を超えると、
響板が膨らんで、弦が響板、4’のブリッジに当たってしまいます。
そうなると、演奏できませんので、割れのほうが楽器にとっては
まだまし、と言えそうです。

日本で、湿度が20%を切るなど、想像できませんが、ホールでは良くあることです。

ですから、チェンバロを良く使う、バロックの演奏会ではあまり明かりを強くせず、
全体を明るくしてもらうようにしています。

モダンの演奏会では、なかなかこちらも強く言うと、理解してもらえないこともあって、
難しいのですが、開演前の開場して、お客さんが入る時にも、ステージは本番明かりにして
もらったり、ステージを暗転する場合も、チェンバロだけは照明を当ててもらったりは、
お願いするようにしています。

よく、楽器をステージで動かしただけで、調律が狂うと思っている人がいますが、
1000キロ移動しても、温度と湿度が一定だと狂いませんので。

以前の演奏会では、ほとんど10%近いこともありました。

山梨の古楽コンクールに展示で参加させていただいた時も、ものすごく
湿度が低くて、ガンバの音程があわずに、ガンバ奏者はとても苦労してました。
ガンバの場合はフレットがあるので、乾燥するとフレッチングが合わなくなってしまうのです。
このときは、チェロの人がガンバの人の苦労を大変だな!と言ってられました。


本来楽器を演奏するホールが楽器には過酷な条件、と言うのは皮肉なことですが、
更に、条件が悪いと言うか、湿度の低いところが、デパートとホテルです。

日本人は、温度には敏感に反応するのですが、湿度はそうでもないようです。
かなり以前にデパートで、楽器の展示を頼まれたことがありますが、
湿度が10%以下で、楽器も変形してきたので、ガラスのケースに入れてもらって、
10個ほど回りに、コップに水を入れてもらったことがあります。

最近は、ホテルでも加湿器の貸し出しをしているようですが、私はバスタブにお湯を張って
浴室のドアを開けています。

デパートに行って、よく風邪をひいたり、快適な空間を提供しているホテルで
風邪をひいたりするのも、湿度の感覚があまり無いからでしょうか?

それと、最後に楽器を納品したり、持って行った時に湿度計の有無を聞きますが、
よくあるのが、アナログの湿度計です。
見た目は立派なのですが、アナログの湿度計は、取り扱い説明書や解説書を見ると、
プラスマイナス20%の誤差とか、うっかりすると30%の誤差がありますと、
書かれています。

どうしても、アナログの湿度計しかないようだったら、沢山湿度計がある売り場で
標準的なものを選べば良いと思います。

最近だと、ホームセンターでも家電量販店でも1000円から3000円でデジタルの
湿度計が売っています。デジタルだと、安いものでもプラスマイナス5%くらいの誤差ですから、
充分実用になりますので。

楽器を持ってられる方は、湿度計をいくつか持つことをお勧めします。

と言うことで、また次回はギターに戻ります。













  1. 2012/12/13(木) 12:39:49|
  2. 演奏会
  3. | コメント:4

分数ギターについて


分数ギターについては、2012年1月29日に、
その必要性など書かせていただきましたが、
今回は、いよいよ、設計していたものが実現化しそうです。

一般日本人男性向けの 弦長59センチのものがお弟子さんの建築家が
作ることになりました。
そして女性、子供向けの 55センチのもの私がアドヴァイスさせていただいている、
四国 香川でギター作ってられる、元大学教授の方がお孫さん用に、
作りたいとのことで、作られる予定になりました。

  55センチのギターです

  UNI_0062.jpg


  59センチのギターです

  UNI_0061 の補正


私も来年には 59センチのものは作りたいと思っています。

でも、図面とかなり細かいところまで、指定させていただいたので
私の考えている音は出てくれると思います。

楽器全体が鳴って、しっかりした基音の低音、音楽に使える低音が
出るギターになると思います。

小さいギターにありがちな、レキントギターやアルトギターのような
音では、音楽にはなりませんから(独奏楽器として)

本当は、弦長64センチのギターを、私が作っている構造で作ってもらって
誰が作っても音楽的な表現が出来るギターになるということを
証明してもらうのが先かな?とも考えたのですが、小型で弦長も短い楽器
のほうが、私の考える構造の、正当性が証明されるかもしれません。

出来上がって、弾かせていただくのが、今から楽しみです。



  1. 2012/12/07(金) 23:44:27|
  2. ギター
  3. | コメント:0

プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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