古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

また、近況お知らせです

あっという間に、一ヶ月が経ってしまいました。

ブログ更新が一ヶ月以上無い時に出て来る、広告まで出てきました。

度々訪問してくださっている皆様、申し訳ありません。

クラヴィコードを何とか早く仕上げようと思って気分はあせっているのですが、
緊急の修理が入ったり、その他の雑用、演奏会などで更新が出来ませんでした。


今日は、京都リコーダーコンソートと京都リチェルカーレアンサンブルの合同演奏会に来ています。
毎年行われている演奏会で、私はチェンバロの運搬、調律で参加です。
テレマンやバッハと言った、後期のバロックも入っていますが、
シャイトやウッチェリーニ、ファルコニエーリなどの初期バロックが聞けるのも、
この演奏会の楽しみです。

リハーサルの時間に、この原稿を作らせていただいています。明日からは関東です。
明後日の16日に古くからの友人に頼まれて、横浜で楽器のお話と演奏、
展示をさせていただきます。

ピアノの先生方の勉強会で言う事で、
チェンバロ、スピネット、クラヴィコード、ポルタティーフオルガン等
の鍵盤楽器とリュート、バスガンバ、トレブルガンバを持っていくことにしました。

演奏はガンバとリュートですが。古楽器の魅力を知っていただくために、
リュートもソロだけでなくスピネットとヴィヴァルディのリュートコンチェルトを、
トレブルガンバ、バスガンバとスピネットやチェンバロで
ダウランドやフレスコバルディなどを演奏させていただこうと思っています。

横浜の帰りに名古屋でスピネットの調整をしてきます。

秋は演奏会シーズンですが、11月5日は神戸と大阪でチェンバロを使う演奏会があって、
一台は私が調律、運搬をもう一台は友人に運搬調律をしてもらいます。
楽器はどちらも私が作った物ですが。

11日も丹波市のシューベルティアーゼガラコンサートと大阪で友人がチェンバロリサイタルを行います。
こちらもシューベルティアーゼは私が運搬、調律、楽器のお話を大阪は友人にやってもらおうと思っています。

お知らせや報告ばかりなので、坂本龍右さんの新しい演奏を。
坂本さんらしい、ただ良く知られている曲を超絶技巧で弾くばかりでなく、
彼らしい味付けもされています。



こちらは、良くもまあこんな曲をリュートで弾こうと思ったなあ!と言うのが感想です。



原曲はこんな曲です。





次回は完成したクラヴィコードを見ていただけると思います。
今までに無いクラヴィコードを作ろうと、調律も簡単で、大きな音が出る楽器、
なるべくコンパクトに、と言う事で作る時間と同じくらい考えている楽器になりました。

2017/10/14-1


先日時期外れのてっぽうゆりが咲いてくれました。
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ススキと一緒に咲いています。
  1. 2017/10/14(土) 23:22:00|
  2. ギター
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色んな報告です。

まず、9月7日と8日の産業メッセの件です。

2日にわたって、滋賀県のものづくり中小企業試作開発等支援事業
の関係で出展させていただいきました。

何百とあるブースでも、木材に関するブースは3箇所だけでした。
それも、楽器関連は私のところだけです。

高校生の入場者も多く、ヴァイオリンやギターを弾いている生徒は
興味を持って弾いてくれました。

5年ほど前に、野村先生の還元熱処理された材料で作ったギターを
使っていただいている、東京の方も来られて、新しい熱処理された
ギターを長時間弾いてくださいました。この方の楽器は裏横が
ローズウッドなので、今回の楓のギターは面白かったと思います。

008.jpg


私達のブースです。
野村先生が国際メッセと言う事で、全文英語に翻訳されて、
展示しましたが、どこのブースも日本語だけでした。

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オープン前の私達のブース近くです。


次に、今日、地元の新聞の丹波新聞に紹介されました。

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昨日から、今年で23回目となる、シューベルトの音楽祭「シューベルティアーデたんば」
が始まりましたので、その事も含めて記事にしてもらいました。

今回は、地元での演奏会でのお話や、ガラコンサートでチェンバロ
を使うので、チェンバロや古楽器について、お話をする事になっています。

オープニングコンサートとガラコンサートは大きな会場で、
丹波市と篠山市、各町ごとに街角コンサートがあったり、小学校で
演奏会があったりと、11月11日まで丹波地方では音楽が溢れます。

これが、23年続いているのです。
詳しくは
http://www.tanba-mori.or.jp/shubertiade/

まで。

  1. 2017/09/10(日) 23:47:03|
  2. ギター
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最近の出来事、仕事

次に、ブログ更新はいつになるのか分かりませんので、
もう少しだけブログ追加です。

1週間ほど前に,私が40年ほど前、3週間で作った、1号機のガンバが調整のため帰って来ました。

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2017・8・24 2

頭は、スクロールにしていると時間が無いので、写真のような女性の顔にしました。

トレブルで作ったのですが、トレブルは他にもあるので、パルディシュで使っていると
よく弦が切れるので、何とかして欲しいとのこと。(パルディシュはフランスでよく用いられた
トレブルガンバの4度上の楽器、テナーガンバのオクターブ上の楽器です)

弦長を2センチほど短くしました。駒も下げて、魂柱も移動して、長さも調整しました。
2センチで、ほぼ半音分弦長が短くなるので、弦は切れにくくなると思います。

念のため、三味線のテトロンの糸だと何とか弓で使えるので、テトロンの糸も張っておきました。
テトロンはガットとほぼ同じ比重なので、太さも同じくらいです。テトロンの弦だと10年以上は切れませんし。

この楽器は、講習会でガンバのレッスンを受けたいけど、楽器が無かったので
講習会までの3週間で作ったのです。
もちろん、残業もこなして、往復2時間の通勤時間をかけて。

今では、広島のガンバコンソートで元気にしていることでしょう。

そして、こちらもものすごく久しぶりの楽器です。

神戸松蔭女子学院大学のイタリアンです。

2017・8・24 3

鈴木雅明さんがヨーロッパから帰ってこられてまだ間がないころ、松蔭でクルスベルヘンのイタリアンを買ったのです。
(この楽器を買うまでは、私のイタリアンを松蔭では使ってもらっていました)

蓋に、絵を描きたいけど、平山さんの周りなら、沢山、絵描きさんもいるでしょうし、
良い人はいませんか?と鈴木さんから聞かれました。
松蔭にも絵を書く人、先生はいたと思うのですが。

友人で模写の非常に上手な日本画家がいたので、
彼女を紹介してこの楽器の蓋に絵を書いてもらいました。

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その後、私も忙しくなり、メンテナンスにあまり行っていいませんでしたので、
本当に、久しぶりの対面でした。

楽器は修理や、ヴァオイシング弦の張替えでしたが、久しぶりに弾かせていただくと
充分熟成された楽器になっていました。

  1. 2017/08/28(月) 23:53:36|
  2. ギター
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最近の事とお知らせ

またまた、あっという間に8月終わりに近づきました。

書くことは沢山あるのですが、気分的にあせっていて、
なかなか更新が出来ません。

とりあえず、今までの、出来事を少しずつ。

西垣さんたちの演奏会、他で聞くことの出来ない演奏会でした。
クラシックの先生と言うと、演奏スタイルまで同じにしないと気がすまない
先生もいるようですが、西垣さんは違いました。
お弟子さんの、石井さん フランスの音楽院の院長もされていると言う事で、
事務的な能力も高い方です。
演奏も非常にまじめで緻密な演奏です。
でも、演奏スタイルは 足台に右足をの乗せる、
ポピュラー系のスタイルです。ほとんど暗譜で。

西垣さんは、自分で工夫された、ギターレスト、
松本君はオーソドックスな左足を足台に乗せるスタイル。

音についても、石井さんはしっかりした密度のある音、
少しブリッジより。
松本君はサウンドホールよりの柔らかい音が多く使われていました。

先生と生徒さんが違うスタイルで演奏していると、なぜかほっとします。

他にも、書きたいことがありますが、次回以降で。

次に、チェンバリストの三和さんのレッスンです。

20年ほど前から、帰国された時に公開レッスンをお願いしていましたが、
今回特に感じたのが、受講される生徒さんに合わせたレッスンをされている、
と強く感じました。

小学生には、小学生に分かるように、小学生にとって一番大切なことを
レッスンされていました。

初心者には、初心者用の、演奏会をバリバリされている方には、和声分析から
音楽の本質に迫るレッスンと。

三和さん自身も、レオンハルト等に受けたレッスンは、短い、一回だけのレッスンでも
受講した人にとって、一番大事なことを、大切な事、をレッスンしてくださったそうです。
それは、何年もレッスンを受けるよりも価値のあるレッスンだったと言われました。

同じような事が、自分にも出来れば、と思ってレッスンされているようで、私にも
その考えは伝わりました。

ということで、ここでまたお知らせです。

友人の田淵宏幸君が無謀とも思える演奏会を開きます。

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ヴァイオラ・ダ・ガンバによる、バッハのヴァイオリンソナタ、パルティータ全6曲の演奏です。
全て彼の編曲で、楽器も彼が作った楽器を、私が手を入れさせていただいた物です。

9月9日は彼の自宅のサロンに場所が変更となっています。

より良い演奏会になるよう、楽器の調整など手伝わせていただいています。


今回書ききれなかった事は次回以降書かせていただきます。


  1. 2017/08/28(月) 16:24:37|
  2. ギター
  3. | コメント:0

8月17日の三和さんの公開レッスン



案内が遅かったのですが、8月17日の三和さんの公開レッスン
受講生が埋まりました。

チェンバロを始めて間がない方、他の先生に習っている方、
そして、小学生のお二人と色んなレッスンが始まりそうです。

今回、受講される方で、バッハのファンタジアでレッスンを受けられる方が、
とても、若いけど音楽性も素晴らしい音楽家がいる、と勧められたフランスの
音楽家、チェンバロも弾くし,指揮もする、音楽のジャンルも様々な事ができる
若い音楽家です。

この音楽家についても、ブログに書かせてもらおうかと思っていましたら、
来日されていて、それも西宮の芸文であったそうです。

そして、その音楽家 Jean Rondeau を日本に呼んだのは,三和さんだったのです。

三和さんは数少ない、アレグロミュージック(レオンハルトを呼んだりしている
古楽では老舗の音楽事務所です)の専属音楽家です。
三和さんがアレグロミュージックに紹介して、来日が決まったそうです。

世の中、広いようで狭いですね。

  1. 2017/08/04(金) 23:11:53|
  2. ギター
  3. | コメント:2
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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