古楽器製作家の思うこと いろいろ

昔の楽器製作家がそうであったように、様々な楽器を製作しています。そうすると、いろんな楽器の事が良く分かってきます。特にモダンギターについて考えていることを書かせていただこうと、思っています。

だんだん良くなっています。


皆さんに心配をおかけしましたが、怪我は段々良くなっています。
心配していた,化膿はなく、痛みもほとんどありません。傷口もふさがって来ています。

今日は、2日ぶりに病院で診てもらいます。診察までの待ち時間に原稿を作っています。

15日は神戸でガンバ協会の催しがありました。
春のコンソートの会です。以前から参加すると言ってましたので、
行かないと指の怪我が、かなり悪いのでは?と心配かけてはいけないと思い参加しました。

元々コンソートに参加するのが目的で無くて、ボランティアで、楽器のメンテナンスや楽器を持たずに参加された方の為に
トレブル、テナー、バスガンバを持って行くことでした。修理させていただいた楽器を渡す用件もありましたので。

フレット巻きなど、私が出来ないこともあるので、お弟子さんに来てもらっていましたが、
あまりメンテナンスはなく、駒の傾きの調整や、フレット調整くらいでした。

左手親指が使えないので、トレブルぐらいが弾けるかな?と思っていましたが。

懇親会とフリーコンソートの時間です。

2017 4 17 002

結局,私も最後にダウランドの曲(ギボンズやバードに比べて、一曲が短いので、だめな場合直ぐに替わってもらえるので)
7つのラクリメその他10曲くらい初見ですが、弾きました。
親指を使わなくても弾けるのですが、ポジションの確定のために親指は使うので、普段とは違う演奏になりましたが、
結構楽しめました。

弾かないでおくと、「やはり平山さんはかなり悪いのでは?」と心配をかけてはいけないと思い、
演奏したと言うのが本音です。でも、コンソートは楽しかったです。
今年初めてガンバを弾いたのですが。

このブログを見てくださっている方に、少しは役に立つ事かも?と言う事も、書かせていただきます。

それは、怪我の時の処置です。

私は、約10年 野口晴哉先生の整体を勉強させていただき、その他霊気、西式なども勉強させていただきました。

これは,主に西式の考えですが、指を切った場合、心臓よりなるべく高い位置に指を上げて、
振ると出血も少なく、痛みも少なくなり直りも早いのです。なるべく、細かく振動の感じです。

その後、霊気や野口先生の整体で行っている、手のひらから気を送って、痛みを少なくし、直りを早くするのです。
野口先生の整体だと、愉気と言ってます。息を吐くときに気が出やすいので、
ゆっくり、息を吐きながら、手のひらから気が出るイメージで行います。

ですので、切った直ぐ後も、出血もそんなに無く、痛みも10針縫う怪我だったのですが、
針で少し刺した程度でした。(病院に行かなくて、直そうと思ったこともあるのですが、
丸鋸で切ったので、傷口が複雑だったため、病院に行きました)

こんな事は、民間療法で気休めだと言う方もいらっしゃると思いますが、
お金もかかりませんし、悪くなる事は無いと思いますので、試してみる方は
どうぞ、やってみてください。

怪我の直後でないと、愉気を行うと,患部が痛む場合もありますが、これは愉気が
効いている証拠です。

霊気を勉強している人の間では、怪我ややけどにはとても効果的で
虫歯などの痛みも少なくなるので、とても助かっている、と言う人が
沢山いました。

聞きかじりの、生兵法は良くない、と考える方はゆっくり、しっかり調べてみてください。

では、次回はギターのお話をさせていただく予定です。





  1. 2017/04/17(月) 14:17:22|
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やってしまいました

昨日、夕方 友人に頼まれていた楓の木を製材していたところ、
うっかり、他の事を考えていて、丸鋸(テーブルソー)で親指を切ってしまいました。

10針縫いましたが、丸鋸で切ったので、切り口が複雑で3週間ほどかかるとのことです。

夕方、夜間と言う事で何軒か病院に問い合わせて、やっと近くですぐに見てもらえるところがありました。
30年ほど病院に言った事は無く、10年ほど前に一度耳くそが鼓膜に当たってうるさいので取ってもらったくらいです。
保険証も使っていなかったので、大急ぎで探して病院に行きました。

幸い、すぐに手術してくださって、(夜間救急手術と言う事で)昨日は痛みもありませんでした。
むしろ、今日のほうが包帯をきつく巻いてもらったようで、少し痛みがあるくらいです。

2017 4 13
2017 4 13

包帯でぐるぐる巻きです。

丸鋸は事故が起こりやすいので、切る時は切ることに集中しているのですが、
今回はうっかり他の事を考えていました。

今まで、楽器を作っている時に怪我をした事はありませんでした。
今回も楽器では無かったので、楽器製作時の怪我はまだ無いということですが、
初めての、手術でした。

昨日は、今日も朝早くから病院で診てもらうということで、12時くらいで仕事を終えました。

もっと、大きな事故を起こさないようにとの、警告と考えてこれからは、気をつけて
作業しようと思っています。


  1. 2017/04/13(木) 11:08:59|
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Cabotin さんのコメントで 

楽器の完成、なんとか今月中にと頑張っているところです。

あまり更新できずにいます。

Cabotin さんのコメントで なんのことか?と思われた方もいらっしゃるのでは?
と思って少しだけ。
ギター以外の話も、普通のブログのようで良いかもしれませんし。

隠っていてとおっしゃっていましたが、Cabotin さんは若い頃から、(幼少の頃から?)
禅寺の偉い和尚さんに教えを乞うていらっしゃいました。
今年の正月も北陸の禅寺で座禅を組んでらしたそうです。
(正月明けからは山のような、作曲、編曲があるとのことで、
お正月は隠ってらしたそうです)
「とても寒かった」と言われたましたが、そりゃそうですよね。
寒いつながりで、こんな話もしました。

私も、一時期 「古楽器」「古武道」「古神道」と「古」の3本立てで過ごしていた時期がありました。

修行が足りない身なので、あちこちの、神社、仏閣に行かせていただくだきました。
(結構いろんなところへ行かせていただきました。熊野古道といっても、一般的な
神社でなく、人の行かないような山奥の神社まで)
でも、どこに行っても、たくさんの人がお参りに行かれていました。
観光神社などでは、少し罰当たりな観光客もいましたが、ほとんどは参拝することが目的の人でした。

そして、修行の足りない私は、お滝修行もさせていただいていました。
岐阜の山奥、素晴らしいお滝のある神社は、一ヶ月に一度は行かせていただいていました。

その頃の話をさせていただいたのです。

椿大社と言って,大社というくらいですから、立派な神社が三重県鈴鹿にあります。
伊勢神宮に行く前に、この椿大社に寄ってから行くのが、本来の参り方だという方も
いらっしゃいます。

その椿大社で夜に、立派な お滝に入ることが出来るのです。
みそぎ修法会と言われていますが、沢山の方が参加されています。

さすがに、1月2月は行ったことがないのですが、4月5月でも
充分に水は冷たく、気温も低いです。でも、何百人という方が参加されています。
人数が多いので、流れ作業的なところもありますが、深夜にお滝修行というのは、
なかなか体験ができません。(椿大社のHPで修行の様子は見ることができます)
http://www.tsubaki.or.jp/misogi/
お滝を受けたあとも、神社の廊下や庭で、タオルで体を拭いて着替えますので、
結構寒いです。

1月2月に行った人の話では、雪が降る中、待っているのが結構辛いです。
とおっしゃっていました。

そんな修行をする人が、とんでもないことをしている、という話を神社の方から聞きました。
修行の格好は、男性はふんどし、女性は水衣と言われる、肌襦袢のようなものを着るのですが、
以前は、持ってきていない方には貸していたのですが、今は買っていただいている、
と話されていました。その理由が驚きです。
「お貸しした、水衣を持って帰る方が結構いらして、今は貸していない」という話です。

わざわざ、遠い遠い神社まで修行に来て、お借りした水衣を持って帰る人がいる、
それも一人や二人ではないという話、誰でもびっくりしますよね。
なんと罰当たりというか、修行にもなにもならない、と思うのですが。

そんな話や、アルペジオーネの八の字型シェイプの話。ルーツのような話をしていました。
この話については、また時間がある時に、ブログに書かせていただきます。

ルネサンスの頃から、八の字というかギターシェイプの楽器は沢山ありましたので。

では、字ばかりでは味気ないので、今日朝散歩したときの写真です。
以前は、仕事が終わってから、深夜2時3時に散歩していたのですが、
(仕事をしていて、早く寝ようとそのまま寝ても、頭が仕事のことで
フル回転していますので、逆に寝付けないので)やはり、太陽の光を
浴びながらの散歩の方が良さそうなので。

田舎ですから、季節が良くなると皆さん、農作業をされているので、仕事もせず、
散歩するのは、気が退けていたというのもあるのですが。


1422060719083.jpg

朝霧の景色です。
家から3分くらいでこのような景色です。
やはり、朝の方が気持ちが良いですね。
(散歩といっても、かなりの早足大股ですが)

  1. 2015/01/24(土) 11:40:08|
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  3. | コメント:1

明けまして おめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年は、こんな地味な、よくわからないところもある、ブログを読んでいただいて、
ありがとうございました。

昨年は、雑用が多く、それも期限付きで片付けないといけない仕事が多く、
ブログの更新も遅れがちでした。

今年は、なるべく雑用を減らして、楽器を作って、
ブログも書かせていただこうとと思っています。

お弟子さんにしか作ってもらっていなかった、61センチ弦長のギターは、
音のバランス、演奏のし易さを考えると、標準的な日本人にとって、
ベストの楽器だと思っています。
61センチのギターをさらに今年は進化させたいと思っています。

そして、ギターの機内持ち込みが難しくなっていますので、機内持ち込みが
出来るギターも、今年は早めに作りたいと思っています。



昨年コメントをいただいていて、返事ができなかった事を少しだけ書かせていただきます。

楽器修理のボンド使用の件です。

少し古い話ですが、台から落とされたチェンバロの修理をしたことがあります。

私が作った楽器だったので、私に楽器を壊したことを、言いにくかったらしいので、
自分で直されていました。

でも、なかなか難しい修理だったので、結局私に連絡があり、私が修理をし直しました。
使われていた接着剤はボンドでした。

修理で、最も苦労をしたのと、時間がかかったのが、ボンドの除去でした。
木工用ボンドと膠やタイトボンド グリューはくっつきませんので。

出張修理なので、タイトボンドでの修理になりました。

膠とタイトボンドは完全に結合します。

膠で作られた楽器の修理も、タイトボンドで修理することができます。



タイトボンド グリューをご存知ない方もいらっしゃると思います。

最近は 東急ハンズだけでなく、多くのホームセンターでも売っていますが、
昔は、アメリカから直接買っていました。

膠と同じように、熱を加えると、剥がす事が出来ますし、再接着も出来ます。
例えば、薄い板を接着して、圧力が充分にかからなかったり、キッチリした接着が
出来なかった場合は、剥がさなくても、タイトボンドが充分に使われていると、
アイロン等で熱を加えて、圧力を加えると、完全な接着が出来ます。

膠との違いは、耐熱温度が私の感覚では、10度から20度ほど高いようです。

ですから、日本で使う場合は膠を使った楽器より、高い温度でも壊れないと言えます。

また、はみ出たタイトボンドは水を付けた布で拭くこともできます。

作業も膠に比べて、低い温度でも使えますし、温度管理や膠の品質管理の問題も
楽なので、確実な接着ができると思います。

ですので、タイトボンドや膠で修理されていると、熱を加えると、剥がすことも
タイトボンドを除去も出来るのです。

かなり以前のブログで書かせていただきましたが、接着は接着剤の違いはあっても、
接着力は圧力を加えることで、接着力が大きくなります。


プロの方と、アマチュアの方の修理の違いは、正確に元の状態に近く成形されていることもありますが、
接着の際の圧力をどの程度かけているか、の違いが多いようです。

ですので、接着面に隙間ができないように成形し、圧力をかけることができていれば、
木工ボンドでも、修理は完全にできると思います。

失敗すると、一からやり直さないといけませんが。

ただ、木工ボンドは、力が常時かかっている場所では、温度が高くなると
極端に言えば、ゴムのように柔らかくなって接着面がずれることがあります。

でも、これは品質の悪い膠でも同じようなことが言えますが。

コメントをいただいた方の考えておられる、返事かどうかわかりませんが、
実際にたくさん楽器を作って、修理している人間から、思っている事を、
書かせていただきました。



このブログを書き始めた最初の目的、私の考える理想のギターについて、
材料と構造については書かせていただきましたが、製作方法については
まだ書かせていただいていませんでした。

今年は少しづつ製作方法について、書かせていただこうと思っています。

製作方法についても、最近はスペインギター製作方法がスタンダードになっていますが、
いろんな楽器を作っていると、特にヴァイオリンや、ヴィオラ・ダ・ガンバなどと
比べると、不思議な製作方法だと、私には思えます。

もっと、作りやすくて、良い楽器が作れる製作方法について、書かせていただこうと
思っていますので。






  1. 2014/01/01(水) 01:36:25|
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魂柱と駒 そしてモダン楽器

魂柱と駒の関係は、ギターの方には縁のない話のようですが、
思い込みと言うか、そうでなければならないと思っていることが、
実際正しいかどうか、と言うことを考えさせられますので、
もう少しお付き合い下さい。

今まで見た、(ガンバが中心なのですが、)擦弦楽器では、ほとんどの楽器が
魂柱と駒の位置は、近すぎて楽器が鳴っていない、楽器本体が振動していない場合が
多かったです。

そんな楽器は、倍音と言うか、固めの音なので、通る音に近い音質です。
ですから、弾いている本人も、他の楽器が鳴っていても、自分の音は聞こえる。
遠くで聞いている人にも、聞こえる音のようです。

でも、それは、硬い、音楽的には異質な音なので、聞こえてくると言う場合が多かったようです。
合奏していても、溶け合わないから、聞こえてくる。

最近、チェロでも基音が鳴っていなくて、ハーモニカのような倍音だらけのチェロを
聞く機会が増えました。

これは、鶏と卵の関係のようですが、弦の問題が大きいと思うのですが、最近の弦は
魂柱と駒を近づけないと、音がはっきりしない、音程が取れないようです。


逆に、魂柱と駒が離れすぎている楽器もたまにはありました。

そんなにベテランの製作家でない場合、楽器を作るのに精一杯で、重要な魂柱を立てるのは
適当にやってしまった。という楽器です。

魂柱は少し長めにしておいて、だんだん短くしていって、合わせるのが普通ですが、
少し長めで、「駒から遠いけど、音が出るからまあいいか」という楽器です。

中には、駒から3センチほど離れている楽器もありました。
でも、こんな楽器は大体、表板も削るのが大変なので、表板がとても厚い楽器が
ほとんどでした。

これだと、3センチ離れていても、結果的に音は良い場合もあるのです。
魂柱の位置を変えても、元の場所が一番良かったこともあります。

長年使っていると、さすがに表板は、駒の辺りで下がってきますが、音は
離れすぎている方が、近すぎるより良い場合が多いようです。

それと、駒からは近い距離なのですが、駒の位置がずれている楽器もよく見ます。
魂柱と駒の位置は、決まったものがあるから、その距離は守って、力を逃がそうとしたのかも、
しれません。でも、音は逃げた分だけ、ロスがあるので、楽器はあまり鳴っていません。



この間も、モダンの楽器との仕事が続きました。
時間もあったので、楽器を見せてもらいました。

魂柱と駒の関係を見るまでもなく、音を聞くだけで魂柱と駒が近すぎて、
楽器が鳴っていないのです。

かなりベテランのプロの方なのですが、ヴァイオリンを弾いてもらっても、
本当に楽器が鳴っていなくて、良い楽器なのに、これで仕事をしているの、
と思うと、複雑な気持ちでした。

プロの奏者がプロのメンテナンス、プロの調整をしてもらって、鳴っていない楽器を
弾いているというのが現実のようです。

でもモダン楽器だと弦の関係でそうしないといけない場合もあるので、単純には行かないようです。

ギターの場合だと、音色とか立ち上がりくらいの問題で、ヴァイオリンほど弦の影響は
少ないようで、良いのですが。


  1. 2013/06/26(水) 11:24:36|
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プロフィール

kogakki

Author:kogakki
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ
と言った、古楽器を仕事として製作して
30年以上になりました。

最近はギターに興味を持っています。
最初に作った楽器は、ギターです。
昭和42年でした。 18歳の時です。

古楽器製作家 平山 照秋 

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